近年、新しい働き方として注目されている「ワーケーション」。
福岡県うきは市でそのワーケーションのモニター募集がありました。
より良い働き方を常に模索している我々としては、行かない手はありません!
2020年3月6日(金)~3月7日(土)、
Fusicの先進技術部門mockmockチームエンジニア毛利、杉本、岡部、ジホの4名で体験してきました。
その時の様子を、弊社先進技術部門 mockmockチーム チームリーダー/プリンシパルエンジニアの
毛利 啓太がご紹介いたします。
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■ワーケーションとは?
ワーケーションとは、ワークとバケーションを組み合わせた造語です。
環境のよい場所でリモートワークをしつつ、その周辺でバケーションを楽しみます。
遊べるところで仕事をすれば一瞬で遊びに切り替えられるというまさに悪魔的発想…!
Fusicはリモートワークを本格的に導入して1年が経ち、今では日常に溶け込んでいます。
制度的には「こんな働き方ができるな」と思いつつも、今まであまり実行する人がいなかったので、
今回はよいキッカケをいただきました!
■うきは市とは?
福岡県の南東部に位置する人口約2.8万人のうきは市。
福岡県内でありながら、正直なところあまり具体的なイメージを持っていませんでした。
なんとなく果物作ってそう…というぐらい。
でも、今回のワーケーションを通じてうきは市の魅力に触れ、
そのポテンシャルに気づいていなかったことを後悔しました。
うきは市には自然、おいしいもの、歴史、色々ありました!
この記事を通して少しでもそれが伝わればと思います。
■1日目 : 3月6日(金)
朝9時に集合して、高速に乗って一路うきは市へ。
すごく遠いイメージだったのですが、所要時間は1時間ちょっと。思いの外近かったです。
早く着きすぎるということで、山田SAに寄って無駄に食べます。
もうこの時点でバケーションっぽい。
10時半、うきは市民センターへ。
ブランド推進課の佐々木さん、杠(ゆずりは)さん、熊懐(くまだき)さんから
オリエンテーションを受けます。
パンフレットとともに「うきぴー」のぬいぐるみをいただきました。
柿の妖精らしいです。
髪形をよく見てください。うきは市の「う」になっています!
家に帰って子どもに渡したら、やたらとウケが良かったです。5歳と1歳で取り合いをしていました(笑)
そしていよいよワーケーションの舞台となる「うきは百年邸」へ移動。
その名の通り100年前に建てられた家をリノベーションした趣のある家です。
本来は田舎暮らしのお試しハウスとして、移住を検討されている方に提供しているらしいのですが、
今回はワーケーション用に使わせていただきました。
山奥と聞いていたので、木こりがいそうな森の中にポツンとある山小屋のようなものを
勝手に想像していたのですが、郵便局や公民館がある集落の中の1軒という感じでした。
光回線あり、こたつあり、冷暖房あり、キッチンあり、風呂トイレありで、環境としては申し分ありません。
二重窓になるようリノベーションしているとはいえ、昔ながらの家で土間もあったりするので冷えますが、
そこは暖房をつけて運用でカバーします。むしろそのぐらいのほうが「昔の家」感があっていいですね!
環境を整えて、こたつに入って仕事開始!
しばらくしたらお昼ご飯の時間。
車で数分のところに、地元の食材を使うオシャレなお店があるとの情報を
市の担当の方からいただいておりました。
うきはを満喫してこそのワーケーションです。
うきうきしながら訪ねてみると、リアル茅葺屋根のいい感じのお店がありました。
お店の名前は「里楽」。
店内に入ると、炭の香りがします。
各テーブルの真ん中に小さな囲炉裏があって、炭をおこしてくれます。
竹筒で炭火をフーフーするやつもさせてもらいました。
そして囲炉裏で色々な料理を温めて食べるスタイルです。何を食べても美味しい!
コースを頼んで、最後の汁を「ミニ」だご汁にしてもらったのですが、どんぶりで出てきました!!
「ミニ」の概念が崩壊しています。
おばあちゃんに「ご飯ちょっとだけおかわり」と言っても、山盛りでかえってくるアレかもしれません。
お腹いっぱい食べることができ、ゆったりと2時間ぐらい昼食を楽しみました。
里楽 : https://www.facebook.com/satoyamarelaxu/
ご飯にも満足して、百年邸に戻ってお昼寝…と言いたいところですが、
我々は大人ですからきちんと仕事もします。
「精神と時の部屋か」ってぐらい集中できました。
2時間ぐらいやったかなと思ったらまだ1時間しか経っていなかったり・・・捗ります。
途中、西日本新聞の取材も入りました(記事はこちら )。
ワーケーション事業の関係者の方々も代わる代わる様子を見に来てくれます。
差し入れにお酒とウインナー、ハムもいただきました。ありがとうございます!
17時頃、周辺のお店が大抵18時に閉まることに気づき、慌てて山を下りることに。
せっかく差し入れのウインナーがあるしキッチンもあるので、晩ごはんは自炊!
その材料、さらには翌日のコーヒーと朝ごはんを調達します。
まずは道の駅。閉店の雰囲気が出ていたので野菜やいちご、卵にお米に豆腐、調味料を購入。
さらにコンビニで足りないものを買い足し、おいしいという評判を聞いたコーヒー屋さんへ。
私はコーヒーよりお茶派なので、隣りにあったお茶屋さんに行ってみます。
結局コーヒー屋さんは開いておらず、みんなお茶屋さんに集合(笑)
試飲させてもらったお茶が美味しかったので、急須のいらない粉末状の緑茶と
「食べる緑茶」なるものを購入してみました。
ごはんにかけると、ご飯なのにお茶の味がして面白いです。風味も爽やか。
うきはの山茶 :https://ukihanoyamacha.com/
百年邸に戻ってもうひと仕事して、キッチンで調理開始!
料理しながら、飲みながら食べます。
そんなに手の混んだものを作っているわけでもないのに、食材の良さもあって、何を食べても美味しい。
オリーブオイルも捗ります。
差し入れでいただいた日本酒「磯の澤」もとても飲みやすく、すぐになくなってしまいました。
(食べるのに夢中で写真があまりありませんでした。笑)
料理も美味しく話も尽きませんが、翌日は朝から森林セラピー。
癒やしの効果を得るために、ほどほどの時間で寝ます。
■2日目 : 3月7日(土)
健康的に7時に起きようとしたら、8時でした。
ブランド推進課の課長が様子を見に来てくれて、またもや差し入れを…!
昨日お昼ご飯を食べた里楽で作っているお菓子です。
絶対美味しいやつです。ありがとうございました。
朝ごはんは卵かけご飯!と、いちご!
すべてうきはのもので揃えました。最高のスタートを切りました。
ぼちぼち準備をして、森林セラピーへ。
ガイドの小崎さんが迎えに来てくれました。地域おこし協力隊からうきはに定住したらしいです。
車に乗ってさらに山を登っていきます。
スタート地点に着くと、きれいな棚田が。「つづら棚田」と呼ばれているらしいです。
朝食べたご飯もこの棚田で育ったお米でした。
棚田や山を散策しながら、色々な話をしてくれる…だけではなく、
五感を通じて山を感じさせてくれます。
ゆずの葉を揉むと柚子胡椒の香りがしたり、
何の変哲もない苔むした岩肌…と思われたものを押してみると予想に反してモフモフだったり、
湧き水が冷たかったり、色々な発見があります。
そしてメインイベント会場です。
木材チップが敷き詰められた平らなところにヨガマットを敷いて、寝そべります。
山登りをする人もあまりこんなことはしないのではないでしょうか?
何も考えず、ゆっくりと目を閉じます。
そして我々はこの地球(ほし)と一体になりました。
ところどころでハーブティと柿チップスをいただきます。
この柿チップス、派手なおいしさはないのですが、少しずつじんわり良くなってくるやさしい美味しさがあります。
岡部がハマってお土産に買っていました。
うきは市森林セラピー : https://www.facebook.com/ukihaforesttherapy/
すっかり癒やされたところで、最後は開発合宿候補地の視察です。
いい感じのところがあるとのことで、案内していただきました。
向かったのは吉井町。吉井町は豊後街道の宿場町として栄え、
伝統的建造物群保存地区として当時の白壁の建物などが、きれいな状態で残されています。
いかにも江戸時代、という風景です。
そして、その中にある鏡田屋敷が今回のお目当て。
幕末から明治初期に郡役所として建てられた風情のあるお屋敷です。20LDKぐらいあります(笑)
ちょうどひな祭りシーズンだったため、所狭しとおひなさまが並んでいました。
長年の間寄贈されてきたらしく、100年以上前のおひなさまもあり、歴史を感じます。
肝心の開発合宿としての設備の方は、完璧でした。至れり尽くせりです。
次回はここで開催したい!
開催したらまた記事が出ると思いますのでお楽しみに!
鏡田屋敷: http://www.city.ukiha.fukuoka.jp/imgkiji/pub/detail.aspx?c_id=71&id=15&pg=2
最後に、観光案内所内にあるどら焼き屋さん「キチココ」でどら焼きをいただきました。
塩バターどら焼きがおいしかったです!
キチココ : https://www.facebook.com/pages/category/Dessert-Shop/%E3%82%AD%E3%83%81%E3%82%B3%E3%82%B3-460220257361557/
■まとめ
いつもと違う環境に身を置くことで、心身ともにリフレッシュし、
仕事もしっかりと集中してやることができました。まさに一石二鳥です。
今回は1泊2日でしたが、1週間くらいいたらすごいものができあがりそうな気がします。
うきはの魅力もたくさん発見することができました。
今度は100%バケーションでも行きたいですし、開発合宿も開催できればと思います。
今回お世話になったうきは市のみなさま、素敵な体験をありがとうございました!
■ご興味ある方は!
うきは市でのワーケーション・森林セラピーにご興味ある方は、下記に連絡してみてください。
きっと新しい働き方が待っています!
【お問合せ先】
うきはブランド推進課
tel: 0943-76-9059
mail: brand@city.ukiha.lg.jp