こんにちは!FusicでITコンサルタントをしています、野上 紗羽です。
突然ですが…
「コンサルタントってカタカナ語ばっかり喋っているんでしょ?」
「ITって専門用語ばっかりでよくわからない……」
そんな近寄りがたいイメージをお持ちの方、いらっしゃいませんか?
実際のところ、カタカナ語と専門用語はとっっっても多い!(笑)
ただ、私たちITコンサルタントが本当に実現したいのは、
お客さまとITの架け橋となって、課題解決へと導くこと。
だから、「近寄りがたい」なんて思われたらもったいない! もっと気軽に頼ってもらえる存在になりたい!
そんな思いで、このコーナーを作りました。
最近気になるITトピックについて、わかりやすくご説明していこうと思います。(カタカナ語・専門用語はできるだけ使いません!)
「SaaS」ってなんなん?
今回のテーマは「SaaSとは?」
読み方は、「サース」
……なんだかすでに難しそう。
では、具体的にSaaSってどんなものなのか、いくつか例をあげてみましょう。
SaaSの例
・Google Workspace(GmailやGoogle Drive)
・Microsoft Office 365(最近のWordやExcel)
・チャットサービス(SlackやLINEなど)
・CRM(Salesforceなど)
いかがでしょう?意外と、馴染み深いサービスが多いのではないでしょうか。
SaaSとは、「Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)」の略語で、
インターネットを介して提供されるソフトウェアのことを指します。
例えば、昔のWordやExcelって、パッケージをわざわざ買ってきて、
パソコンに読み込む必要がありましたよね。
でも最近のWordやExcelは、インターネット接続さえあればすぐに使えるようになっています。
これが「SaaS」なんです。
「SaaS」の仕組みってどうなっとるん?
例え話を用いて、もっとわかりやすくSaaSを説明してみます。
例えば、「普通の電卓」と「SaaS電卓」があったら、その違いはこのような感じです。
普通の電卓は、手元の電卓で処理が完結しますが、
SaaS電卓はインターネットを介してサービスの運営元に処理が依頼され、
その結果が手元の電卓に表示されます。
手元で起こる結果に違いはないけれど、その処理がどこで行われているかがポイントなんですね!
ちょっとむずかしい仲間たち、Paas とかIaaSとか
SaaSには仲間がいます。例えば、「PaaS(パース)」や、「IaaS(イアース)」。
それぞれ、
「PaaS(パース)」:「Platform as a Service(サービスとしてのプラットフォーム)」
「IaaS(アイアース・イアース)」:「Infrastructure as a Service(サービスとしてのインフラ)」
という意味です。
SaaSと比べると、この2つは技術者に向けたサービスです。
ちょっとむずかしい……。図に表すとこのような感じです。
図の左側に書いてある項目は、システムに必要な要素です。
下に行けば行くほど、「土台」のイメージになります。
これらの要素を、技術者が全部自分で準備するのは大変。
そのため、PaaSやIaaSは、それらをある程度のところまでひとまとめにし、
インターネットを介して提供しているんです。
あらかじめ土台があれば、残りの部分だけを開発すればいいので楽ですよね。
SaaS、PaaS、IaaSに共通する特徴、それはすべて「インターネットを介して提供されるサービスである」ということ。
この概念を「クラウド」と呼びます。
つまり、SaaS、PaaS、IaaSは、クラウドサービスを分類するための言葉なんです。
SaaSってなんで注目されとると?
前の章で説明したPaaSやIaaSと比較すると、
SaaSは、システムの土台からユーザーが直接操作するアプリケーションの部分まで、すべてセットで提供しています。
技術的な知見がなくとも、簡単かつすぐに利用することができるんです。
そのため、近年一気に普及が進み、営業・人事・経理・社内コミュニケーションなどなど、
ありとあらゆる業務に関するSaaSが各社から提供されています。
このようにSaaSが支持されている理由としては、以下のようなものがあげられます。
・サブスクリプションモデルで、無駄な料金が発生しない
→パッケージのような買い切り型の料金体系をとる必要がないため、
利用者数や機能数に応じた、継続課金モデルをとっているサービスがほとんどです。
そのため、「まずは小さくはじめて、業務の拡大にあわせてそのつど適切な料金で利用する」といった使い方が可能になり、
無駄な料金の削減につながります。
・アップデートでどんどん便利になる
→インターネットを介してサービスを提供しているため、
アップデートを繰り返し、常に最新の状態で利用することができます。
また、多数のユーザーを抱えるSaaSは、ユーザーの声や利用データを収集することで、
機能改善をスピーディーに行っています。
・「業務をSaaSにあわせる」という考え方
→SaaSは、そのサービス設計において、様々なユーザーを分析し、
「適切な業務プロセス」にあわせた機能を準備しています。
逆に言えば、SaaSを導入し、その機能通りに利用すれば、
適切なプロセスに則った業務ができるようになるということ。
業務自体の改革を目的に、SaaSを導入する企業も増えつつあります。
SaaSとFusicってどういう関係なん?
Fusicのプロダクトは、多くがSaaSとして提供されています!
そのため、インターネット接続さえあれば、簡単かつすぐに利用が可能です。
無駄のない利用料金や、機能アップデート、適切な業務プロセスの提供といった、
SaaSとしてのメリットももちろん充実しています。
そして、Fusicの強みは、「形式を問わず、様々なご提案が可能であること」
SaaSに関する知見も十分に持ちながら、
技術者が必要になるPaaS、IaaSを活用したシステム開発も、Fusicの得意分野です。
「うちの会社にぴったりなのはどのタイプなんだろう?」といったご質問がございましたら、
ぜひ、私たちITコンサルタントにご相談くださいね!
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