当社のOJTで作成した社内システムをご紹介します。
※Fusicでは、エンジニアの新入社員に対し、約半年間の教育制度を導入しています。
その期間のうち数か月間は、エンジニアとしての技術力向上や、
一人でクライアントとやり取りができるようになることを目的とし、OJTを実施しています。
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【システム名】
ATTA(社内物品管理システム)
【システム種別】
業務系システム
検索システム
【セールスポイント】
① 物品の貸出、返却の管理が簡単にできる
② いつ、誰が持っていたかのログが取れる
③ ロゴがかわいい!
先進技術部門のIoTチームでは、
デバイスやセンサーなどの物品をスプレッドシートを使って管理していました。
しかし、Excelへの登録忘れや更新忘れなどにより、物品が必要になった時に
最新の情報にアクセスできず、時間的なロスが発生することがありました。
この問題を解決するため、IoTチームの物品を管理するシステムを作りました。
ボタンひとつで物品の貸出、返却ができ、誰が・いつ・何を借りたのか、
特定の物品が今どんな状態であるのかを確認することができます。
物品の置き場所も登録することが可能なので、片付けるときにも迷いません。
システムの名前は「ATTA(あった)」です。
ロゴはラッコの「あったちゃん」です。
ラッコの英名「Sea otter」からつけました。
動物好きの西條がラッコのアイコンを描きました。
【開発期間】
3か月(7月〜9月)
【技術】
Ruby on Rails
感想
【難しかったこと】
(西條)
設計が特に難しかったです。
顧客役のチューターの「あれがほしい」「これがほしい」を真面目に捉えすぎた結果、
設計が複雑なものになってしまい、非常に大変でした。
今考えると、顧客の要望を叶えた上でさらに使いやすいものが提案できたかもしれません。
顧客の要望をそのまま鵜呑みにせず、付加価値をつけて提案できるようになりたいと思いました。
(関口)
設計に関しては西條と同意見です。
技術的には、フロントエンドをVite-Rubyにしたことで、JavaScriptのライブラリを取り扱う際に少し手間取りました。
また、私は認証・インフラ周りを担当していたのですが、
どちらも苦手意識があったので、この機会にしっかりと取り組めたことができたのでよかったです。
ここに関しては、先輩方に沢山アドバイスしてもらって、
Fusicの利他主義な部分の素晴らしさを感じることができました。
【頑張ったこと】
(西條)
多くの人に愛されるようなロゴを描きました!愛してください!
とっても楽しかったです。
(関口)
結果的に沢山の人を巻き込んだOJTとなりました。
その上で、ヒアリング、要求から要件への落とし込み、スケジューリング、CIの構築、自動テスト、
そして、実装、テスト、と、システム開発に必要な全段階にフルコミットできたことです。
【OJTを通して学んだこと】
(西條・関口)
顧客との会話です。
そもそもの問題が「運用がうまくいっていない」だったので、
運用がうまくいくようにルールを決めるところから始まりました。
ルールの提案の仕方など、顧客との会話を多く学ぶことができました。