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#地方だからできる!AWS活用のポイントと導入事例@仙台 イベントレポ #中林レポ

2024.04.05

イベントレポート

こんにちは!事業推進部門AWSチームの中林です。


2024年2月22日(木)、23日(金)の2日間にわたり開催された仙台でのイベントに登壇し、参加してきました。

 - 2/22(木)『地方だからできる!AWS活用のポイントと導入事例』

 - 2/23(金)『地方エンジニアのための AWS ハンズオン 〜生成系 AI を使った開発力強化のポイント〜』


今回のイベントは宮城県に拠点を構える株式会社ヘプタゴンと愛媛県の株式会社エイチビーソフトスタジオ、そして福岡県の当社の3社で共同設立した、地方のクラウド推進を加速する企業間コミュニティ『re:light local』によって開催されました。


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『re:light local』は地方でクラウド活用推進を行う企業による企業間コミュニティとして発足しました。

クラウドを活用するメリットやノウハウを発信し、地方企業でのクラウド活用の推進やテクノロジーによる課題解決に貢献することを目的としています。

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※re:light localについてはこちらで紹介しております。



これまでも、当社と株式会社ヘプタゴンでは、地方で活躍しているAWSパートナー企業を巻き込み、地方のクラウド活用事例を紹介するイベントを開催しています。

2023年10月には福岡、2024年1月には北海道で開催しました。

3回目となる今回は、株式会社ヘプタゴンが拠点を置く東北・宮城県仙台市で開催されました。


私は当社では珍しく東北出身で、当社に入社するまではずっと東北地方で働いていました。

そんな縁もあり、1日目のセミナーでは登壇者として、2日目のハンズオンは参加者としてイベントに関わってきました。

今回はそのイベントの様子をレポートしていきます!



 1日目:地方だからできる!AWS活用のポイントと導入事例


基調講演:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社『AWSパートナー様のいままでとこれから』

最初はゲストにアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 福沢 亮一様をお招きし、『AWSパートナー様のいままでとこれから』というテーマで基調講演をいただきました。

地方企業の AWS 活用事例を挙げながら、この10年で必要とされる支援の形や役割が変化していること、AWS の観点から見たパートナーと地方企業の連携についてお話しいただきました。



株式会社Fusic『クラウド×九州企業~福岡発 IT 企業 Fusic が地元企業と取り組んできた課題解決~』

今回のセッションでは九州企業の様々なAWS活用事例を紹介しました。

特にご質問を多くいただいたのは、佐賀銀行様の内製化支援の事例です。

AWSの構築・運用を内製で進めるきっかけとして、当社がワークショップを開催し、その後、内製化支援プログラムでサポートしました。

当社のサポート終了後も、お客様自身が主体的に取り組んでいることで、今でもクラウド化の取り組みは拡大し続けているそうです。


地方の課題の一つである人員不足の中、「クラウドでやりたいことはあるけれど、どうやれば自分たちでできるのか」と考える方が多く、この事例に多くの方が興味を持っていただけました。




資料:https://speakerdeck.com/mayunakaba/kuraudoxjiu-zhou-qi-ye-fu-gang-fa-it-qi-ye-fusic-gadi-yuan-qi-ye-toqu-rizu-ndekitake-ti-jie-jue


株式会社エイチビーソフトスタジオ『地方だからこそのクラウド活用』

愛媛県に拠点を置くシステム開発会社、株式会社エイチビーソフトスタジオ 影浦さんから愛媛県での事例をご紹介いただきました。


影浦さん自身もエンジニアということで、ご自身の経験をもとにしたリアリティのあるエピソードが印象的でした。

スモールスタートでクラウドを導入し、その後の急拡大にも対応できた事例はまさにクラウドの柔軟性や拡張性が活かされていました。

また、地方におけるコミュニティ活動の重要性にも触れられており、地域とともに成長するパートナーのあり方についてお話されていました。








株式会社ヘプタゴン『東北のDX最新事例と地方でのクラウドビジネスのポイント』
最後のセッションでは、株式会社ヘプタゴンの立花さんから東北のDX事例をご紹介いただきました。

同社は『re:light local』に先駆け、地域CCoE(Cloud Center of Excellence)プロジェクト『re:Light TOHOKU』にも取り組まれており、すでに東北地方で数多くのクラウド事例を創出しています。

事例の中では、単純なクラウドへの移行ではなく、AWSの多様なマネージドサービスと組み合わせた事例が紹介され、顧客の事業がどのように変化していったのかについてもお話されていました。






その後のパネルディスカッションでは、登壇者3名による『#地方だからできる』のテーマでの議論や会場からの質問に答えるなど、最後まで熱く盛り上がりました!


2日目:ハンズオン『地方エンジニアのためのAWSハンズオン 〜生成系AIを使った開発力強化のポイント〜』


2日目は生成系AIをテーマに、Amazon BedrockとAmazon Qのハンズオンを実施しました。
ChatGPTとの違いをはじめ、「使用するデータソースによって、得られる結果がどのように変わるか」などの解説も交えながら進んでいき、順調にハンズオンを終えました。

私は、2日目は参加者としてハンズオンに参加しました。
短時間で簡単に作成できたものの、望む答えを生成するための調整方法の奥深さも感じる内容でした。
生成系 AI に興味はあるけれど、AWS サービスでの利用経験がない方にとって、今後の活用を考えるきっかけになったと思います。


まとめ

2日間にわたって、地方におけるクラウド技術の活用に焦点を当てました。
これからますます地方でのクラウド活用が進むことが期待される熱いイベントとなりました。

次回の『re:light local』のイベントは、2024年夏~秋頃の開催を予定しています。
今後も『re:light local』の活動にぜひご注目ください!