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AWS Systems Managerに関するサービスデリバリープログラム認定取得!取得までの道のりと、今後AWSパートナーとして提供する価値

2024.12.18

取り組み

Fusicは、2024年8月に、アマゾン ウェブ サービス (以下、AWS)が認定するサービスデリバリープログラムにて、『AWS Systems Manager Service Delivery』を取得しました。今回は、認定の概要や、取得までの経緯、提供できる価値や今後の展望についてメンバーにインタビューしました。


『AWS Systems Manager Service Delivery』取得についてのニュース:
https://fusic.co.jp/news/897


サービスデリバリープログラムとは

Fusic中林)サービスデリバリープログラムとは、AWSがパートナー企業に対して、深い技術的知識、経験、および実績があるかを検証し、認定を行うプログラムです。今回Fusicは、サービスデリバリープログラムのうち、『AWS Systems Manager Service Delivery』の認定を取得しました。サービスデリバリープログラムは、共通の要件と専門の要件で構成されており、今回の認定で、AWSパートナーとしての一定の水準と、AWS Systems Managerにおける実績や技術的知識が認められたことになります。

AWS Systems Managerとは、複雑なAWSリソースを管理できるサービスです。例えば、ある条件に応じて、自動でサーバーを起動したりデータを取ってきたりといったことができるため、複雑化・多様化するITインフラを効率的かつコスト最適化して運用することができます。


認定までの道のり

Fusic櫻川)Fusicは、AWS東京リージョン開設前の2009年からAWSの自社利用を開始し、2016年には国内初のAWSパブリックセクターパートナーに認定され、AWSをベースとしたシステムを次々と開発してきました。
資格取得数は200を超え、プロジェクトの実績も十分にあり、AWSの活用により様々なクライアントに価値提供を行ってきました。このタイミングで、企業としてさらに成長を遂げるために、サービスデリバリープログラムをはじめとした認定取得にチャレンジしています。
サービスデリバリープログラムの認定にあたっては、要件を満たしていることを示すドキュメントの提出が必要となります。予め社内の AWS利用におけるルールの再整備や明文化を行い、そのルールを標準ドキュメントとして社内展開した上で作った実績が評価されたと考えています。サービスデリバリープログラムの取得を目指すというプロセスの中で、洗練されたルールを作る良い機会だったと思います。 

事例について

Fusic櫻川)AWS Systems Managerを活用した事例として、文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)があげられます。インフラが複雑で、大規模なシステムをイメージしてもらえるとよいと思います。AWS Systems Managerは、大規模なインフラの裏側を司り、ハブとなってそれぞれのリソースを自動でオペレーションすることができます。このサーバは、この日はこういうスペックにしたい、同時にこのサービスを変更したい、といったスケジュールや条件にあわせた変更を自由に行うことができます。
Fusic山下)レガシーな構成でも似たようなことはできますが、バージョン管理が難しいなど複雑になりがちです。AWSだと、GUIで直感的にバージョンの確認や修正をして、簡単なスクリプトでそれぞれのサービスにアクセスすることができ、非常に便利です。AWS Systems Managerは、AWSだからこその強みを活かしてきたFusicの得意分野だと思います。裏側を司るサービスであるため、なかなかお客様は意識することはないかもしれませんが、AWSを利用する開発において、どんなプロジェクトにおいてもこの知見が活きてくると思います。

今後の展望

Fusic山下)今回の『AWS Systems Manager Service Delivery』取得を皮切りに、今後 AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー  や AWS コンピテンシープログラム  といったさらなる認定を受けることを目指しています。また、現在Fusicのパートナーとしてのランクはアドバンストティアですが、さらに上のプレミアティアとなることを目標にしています。

今回の認定を目指し始めた当時は、このインタビューに答えている3人がプロジェクトメンバーでしたが、いまはメンバーが変わり人数も増え、9名程度で日々認定に向けた対応を進めています。メンバーたちは非常にモチベーションが高く、FusicのAWSパートナーとしての立場を上げていきたい、ルールを整えることでさらにAWSの知識を得たいといった、AWSに前のめりな気持ちのメンバーたちが前向きに取り組んでくれています。Fusicのあるべき姿を想像しながら進めていくのが好きなメンバーたちのおかげで、目標の達成のために日々前進しています。

Fusic中林)『AWS Systems Manager Service Delivery』取得で認められたスキルは、運用や管理が複雑化していたり、ステークホルダーが多く複雑なセキュリティ要件があったりするプロジェクトで特に活きてくると思います。ぜひこういったお困りごとのあるお客様に伴走させていただきたいです。また、今後さらなる認定取得を目指し、これまで積み重ねてきた実力はもちろん、安心してお任せいただけるパートナーとしての証明も得ていければと思っています。