「SAIBU LANDをもっと楽しく!」 アイデアの種を1日で形に
西部ガスホールディングス デジタルマーケティング部 マーケティングDXチームと、日頃からタッグを組んでいるFusicで、AIハッカソンを開催しました!今回はその様子と生まれた成果をご紹介します。
「全国のSAIBU LANDユーザーが毎日使いたくなるようなコンテンツ開発」をテーマに、長年のパートナーシップを活かした和気あいあいとした雰囲気の中、アイデアとテクノロジーが融合する一日となりました。
SAIBU LANDって?
SAIBU LAND(サイブランド)は、西部ガスが提供する無料の会員サービスです。「毎日のくらしがちょっと豊かに、楽しくなる」情報やサービスを届け、LINEで簡単に入園(入会)可能。サービス利用やミッション達成でマイルが貯まり、Amazonギフトカードやお食事券などに交換できます。誰でも気軽に利用できる会員サービスです。SAIBU LANDの魅力の一つが、個性豊かな7人の住民キャラクターたち。毎日ログインするユーザーには、彼らからの特別なメッセージが届くこともあります。今回のハッカソンでも、これらの愛らしいキャラクターが大きなインスピレーション源となりました。「キャラクターとの新しいコミュニケーション機能」や「キャラクターを軸としたゲーム要素」など、ユーザーにとってより身近で親しみやすいコンテンツのアイデアが次々と生まれる原動力となりました。
SAIBU LAND(サイブランド)とは? | 西部ガス
ハッカソンのキホン
参加メンバー : 西部ガスホールディングス マーケティングDXチームとFusicの混合チーム6組お題 : SAIBU LANDを全国のユーザーが毎日使いたくなるようなコンテンツに進化させよう!
「SAIBU LAND」といえば西部ガスホールディングスの看板会員サービス。中期経営計画やDX戦略の重要な要素として位置づけられている大切なプロジェクトです。今回はその可能性をさらに広げるアイデアを形にしていきました。また、各チームが作成したプロトタイプは、参加者が1票ずつ投じることで優勝プロジェクトが決まりました。
なぜやったの?こんな狙いがありました
1. 「これイケる!」と思えるプロトタイプを一緒に生み出す2. AIツールの使い方、可能性を一緒に体験する
3. お互いの知恵と経験をもっとシェアする
みんなどんなもの作ったの?
たった1日のハッカソンで、各チームはそれぞれ特色のあるコンテンツを開発しました。どのプロトタイプも「ユーザーが毎日ログインしたくなる」という課題に対して、異なるアプローチで解決策を提案しています。数あるアイデアの中から、特に注目の3つをご紹介します。旅するSAIBU LAND
「健康アプリで毎日ログイン!」をコンセプトに、歩数計と連動したコンテンツです。特徴:
・ テーマパークを歩いて旅する仮想体験
・ 歩数に応じてマイルGET
・ 健康促進とSAIBU LANDの利用を同時に実現
日常の健康活動とSAIBU LANDの利用を組み合わせた、継続性の高いコンテンツです。
SAIBU LANDキャラクター診断
「自分はどのキャラクター!?」をテーマに、ユーザーの性格タイプを診断し、SAIBU LANDのキャラクターと紐づけるコンテンツです。特徴:
・ 20個の質問に答えるだけで性格診断
・ 診断結果に応じた住人キャラクターが割り当てられる
・ パーソナライズされた体験を提供
キャラクターへの愛着を育み、継続的な利用を促進します。
そして、3つ目にご紹介するのは、今回のハッカソンで見事優勝を勝ち取った…
SAIBU island!
キャラクターと宝島を大冒険するゲーム性のあるコンテンツです。毎日にワクワク感を提供し、ユーザーの継続的な利用を促進します。特徴:
・ 毎日キャラクターを島に派遣してマイルとクーポンをゲット
・ マイル島:固定20マイル獲得
・ クーポン島:お得なクーポン獲得
・ 10日ごとに新しい仲間が増える
・ 1日1回まで挑戦できる
ユーザーが毎日ログインしたくなる工夫が随所に見られ、特にログイン累計回数でリワードが得られる仕組みを採用しています。各チームのプレゼンテーションと投票の結果、このSAIBU islandが最も支持を集め、優勝に輝きました。
参加者の本音トーク
大宮(Fusic):「西部ガスさんとの仕事は初めてだったので最初は緊張しましたが、すぐに打ち解けて楽しくアイデアを出し合えました!自分の専門分野だけでなく、マーケティングやユーザー心理など、普段接点のない視点に触れられたのが大きな収穫でした。」
大宮流・AIハッカソン攻略法:
1. まずはチームの自己紹介と「得意技」の共有からスタート
2. ユニークなコンセプトを決める(「○○みたいな△△」と例えると伝わりやすい!)
3. 「こんな機能あったら最高!」をとにかく出し尽くす→実現可能な範囲に絞り込む
4. Claudeに質問しまくって仕様書を固める
5. v0やBolt.newでどんどん形にして、反復改善
西部ガスホールディングス マーケティングDXチーム:
「今回のハッカソンでは、AIツールを活用して実際に動くアプリを1日で作る体験ができました。プログラミング初心者の私たちにとって、SAIBU LANDのログイン率を上げるためのアイデアを形にしていく過程は非常に勉強になりました。
チームでアイデアを出し合い、AIを活用しながら効率よく開発を進められたことで、新たなSAIBU LANDコンテンツの実装可能性を確認できたのは大きな収穫です。
各チームから出されたアイデアの一部は実現に向けて動き出しています。今後もSAIBU LANDの展開にご期待ください。
Fusicさんとのこのような協業スタイルは、今後も継続していきたいと考えています。」
「やってよかった!」成果と手応え
当初のもくろみを大きく超える成果が得られました!1. 「これ、案件化したい!」の声
西部ガスホールディングスからは「複数のプロトタイプを案件化検討したい」「定期的にこういう場を持ちたい」という嬉しい反応をいただきました。
2. AIツールの実力を体感
「VibeCodingの良さとツラミを同時に味わえた」という参加者の声も。普段の業務ではなかなか試せないAIツールの可能性と限界を、リアルに体験できました。
これからどうする?
今回の経験から、「ハッカソン→プロトタイプ開発→案件化」という新しい協業スタイルの可能性が見えてきました。お互いの「得意」を持ち寄って短時間で価値あるものを生み出す。この化学反応を、西部ガスホールディングスとの長年の信頼関係をベースに、さらに発展させていきたいと考えています。ハッカソンで生まれたアイデアの一部は今後の実現に向けて検討が進んでいます。どのコンテンツが実際に形になるかは今後の展開にご期待ください!
最後に:多様性がアイデアを加速する
今回特に印象的だったのは、エンジニア、デザイナー、営業、マーケティングなど、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まることで生まれる創造力の高さです。「こんなの作れないかな?」「それなら、こうすれば!」
このキャッチボールが、思いもよらないアイデアを生み出し、短時間で形にしていく原動力になりました。AIという新しい道具を手に、これからも西部ガスホールディングスと一緒に、新しい価値づくりに挑戦していきます!
ハッカソンやAIを活用したワークショップの開催についてご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。一緒に新しいことにチャレンジしましょう!