夏の終わり、残暑が「まだ帰りたくない!」と駄々をこねていたあの日、そんな残暑を、Fusic軽音楽部の『Fun*Music 2025』が爆音と笑顔で一気に黙らせました。
アンプの轟音が鳴り響いた瞬間、会場の空気がガラリと変わり、笑い声と歓声が交じり合って、夏の名残なんてどこかへ吹き飛んでしまったようでした。
気がつけば誰もが笑顔で、音に揺れながらこの日を全力で楽しんでいました。
まさに“残暑ノックアウト”な最高の一日でした!
こんにちは!Fusicのプロダクト部門でエンジニアをしているイ・ドヒョンです。
2025年9月28日(日)、福岡市中央区のライブハウス『Cavern Beat』にて、Fusicのビッグイベント『Fun*Music 2025』を開催しました。
2018年から続くこのイベント、気づけばもう6回目の開催です!
毎年パワーアップするバンドの演奏に圧倒され、気づけば暑さなんてどこかへ消えていました。そんな“残暑ノックアウト”な一日を、写真とともにご紹介します!
YouTube配信のアーカイブもありますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください!
https://www.youtube.com/live/0YNkCZT-Yxg?si=QHshWK30xJMhXbbF
昨年のライブの様子もぜひご覧ください!
https://fusic.co.jp/doings/402
ロゴ・フライヤー
今年も当社デザイナーの屋代がイベントロゴとフライヤーを手掛けてくれました。
表紙はまさに「オシャレでアーティスティック」な仕上がりで一目見ただけでテンションが上がります。
さらにタイムスケジュールには「夏の終わり」を感じさせるデザインが盛り込まれており、思わず残暑もノックアウト。 (笑)
毎年クオリティが上がっていて、音楽よりフライヤーを楽しみにしている人もいるとかいないとか…。今回も期待を裏切らない、印象的なビジュアルとなりました!
バンド紹介
『ミカミカミ』
メンバー:三上(Vo)、山路(Gt)、杉本(Ba)、吉野(Dr)
- カーテンコール/Yuuri
- KICK BACK/米津玄師
- MY FIRST KISS/Toshiharu Jitsukawa
オープニングを飾ったのは『ミカミカミ』でした!
昨年の冒頭で三上が放った爆発的なボイスを、今も耳が覚えている人も多いはずです。今年もその声は健在で、開始早々から会場のボルテージをMAXに引き上げました。
背後では吉野が笑顔でドラムをぶっ叩き、山路はヘドバンしながらギターをかき鳴らし、杉本は鉄壁のベースにさりげないコーラスを添えてサウンドを完成させます。
開演前の静けさなんてなかったかのように、残暑どころか観客の眠気までもノックアウトする最高の幕開けとなりました!
『TORICAWA』
メンバー:船越(Vo,Gt)、関口(Gt)、岡嵜(Ba)、岡部(Dr)
- ハルジオン/BUMP OF CHICKEN
- 涙のふるさと/BUMP OF CHICKEN
- 天体観測/BUMP OF CHICKEN
今年も心温まるサウンドで会場を包み込んだのは、バンド『TORICAWA』!今年も船越は家族をライブに招待し、美しい歌をたっぷりと届けました。
そして今回は「アンパンマンミュージアムには負けないぞ!」という強い決意でステージに立ちました。
実際に横で見ていた娘さんのキラキラした瞳は、完全に船越の歌に釘付けで、今年はきっと[アンパンマン超え]に成功したと思います。(笑)
関口のギターは安定のハイレベルな演奏で、ステージに華やかさを加えました。
岡嵜のベースは低音でバンド全体をしっかりと支え、聴く人に安心感を与えてくれました。
さらに岡部の笑顔あふれるドラムがリズムを刻むたび、観客の体も自然と揺れ、会場は一体感に包まれました。家族愛と音楽愛がひとつになった、心に残るステージとなりました。
『人間机』
メンバー:甲斐(Vo,Gt)、政谷(Ba)、森(Dr)
- さらば世界/人間椅子
- 無情のスキャット/人間椅子
まさに歴代級の衝撃ビジュアルで登場したバンド『人間机』!
「やばい!」という一言ではとても足りず、特に政谷の姿は韓国でいう“卵の幽霊”を思わせ、一度見たら頭から離れませんでした。(笑)
なるほど、あの伝説的ハードロックバンド「人間椅子」をオマージュしていたのですね。
そうして幕を開けたステージは、見た目のインパクトに負けない爆発的な演奏で始まり、会場を一瞬で熱狂の渦に包み込みました。
森のドラムは雷鳴のように轟き、政谷のベースは地鳴りのように重厚で、甲斐のギターとボーカルは火花を散らすように華やかでした。
三人が練習を積み重ねてきたことがひしひしと伝わる圧巻のパフォーマンスで、観客はただただ口を開けて見入るばかりでした。
そして最後には、政谷のホラー級ビジュアルが残暑を一瞬で凍りつかせ、夏の暑さすら吹き飛ばしたのは言うまでもありません。(笑)
『きらめきスプラッシュ』
メンバー:吉野(Vo,Gt)、谷口(Vo,Gt)、多田(Ba)、宗田(Dr)
- 美しい鰭/Spitz
- OH!/SHISHAMO
メンバーの多くが初参加、あるいは新しいパートに挑戦するフレッシュなバンド『きらめきスプラッシュ』!
多田の丁寧で光るベースと宗田の安定したドラムが、舞台の基盤をしっかりと固めました。
その上で、普段からハイテンションの谷口と、元アイドル(!?)の吉野によるダブルボーカル&ギターが会場を盛り上げました。
コール&レスポンスまで飛び出し、観客も一緒に楽しめる時間となりました。
個人的には二人のボーカルがとても耳に心地よかったので、次回はぜひ曲数を2倍にしてほしいです。(笑)
『自己満バンド』
メンバー:中林(Vo,Gt)、関口(Vo,Gt)、森(Ba)、伊藤(Dr)
- Anamein/Tricot
- Bunny Girl/AKASAKI
- more than words/羊文学
- きらきら武士/レキシ
昨年に続き、今年も堂々と登場した『自己満バンド』!
幻想的な雰囲気から始まり、徐々に熱を帯びていく1曲目でライブハウスの空気を一瞬で掌握しました。
安定感とハイクオリティは今年も健在で、ステージを心から楽しんでいる4人の姿はまるで「余裕のプロバンド」。
中林と関口の心地よいボーカルと華やかなギター、伊藤と森の手数多めなリズム隊が織りなす音は、観客をぐいぐい引き込みました。
気づけばフロア全体が自然と手拍子と合唱に包まれ、バンドと観客が一体化する瞬間となりました。
最後には観客から「自己満じゃなくて、みんな満足バンドだ!」という声が聞こえてきそうな、そんな最高のステージでした。(笑)
『天神友の会』
メンバー:德永(Vo,Gt)、政谷(Vo,Gt)、山路(Gt)、内田(Ba)、瓦(Dr)、山西(Key)
- 夕凪、某、花惑い/ヨルシカ
- 雨とカプチーノ/ヨルシカ
- HANABI/Mr.Children
- アイドル/YOASOBI
今年は山西のキーボード参加により、昨年以上に華やかなハーモニーを響かせた『天神友の会』!
一人ひとりが演奏と歌に夢中になる姿は、職場では見られないほど純粋な情熱と楽しさにあふれていました。今回で3度目の出演となり、仲の良さがにじみ出るステージに思わず頬がゆるみました。
政谷がボーカルを務めた瞬間、「卵の幽霊」が頭をよぎって歌に集中できなかった…という人がいたとかいなかったとか。(笑)
初参加ながらすでにプロ級の鍵盤さばきを見せた山西、目を閉じてベースに没頭する内田、スティックを握ればパワフル全開の瓦、そして今年もヘドバンしながら魂を込めた演奏を見せた山路。
德永と政谷のボーカルは時に力強く、時に透明感あふれる歌声で会場を包み込み、最後まで観客を惹きつけました。毎年期待を裏切らない『天神友の会』は、今年も“安定と進化”を両立させた素晴らしいステージとなりました。
『ゼットン』
メンバー:ドヒョン(Vo)、澤井(Vo)、納富(Gt)、平尾(Ba/D-ZERO)、濱野(Key)、伊藤(Dr)
- Lose Yourself/Eminem
- 怪獣/サカナクション
- It's My Life/Bon Jovi
- イケナイ太陽/ORANGE RANGE
- (アンコール)お願いマッスル
トリを任された『ゼットン』は、数々のバンドの熱演のあと、その緊張感とプレッシャーに酔いしれてステージに立ちました。(おい!それは飲みすぎただけじゃないか!)
プロの実力と経験を持って今回も卓越した演奏とステージ感覚を発揮したベースの平尾さん、どんな曲でも感覚だけでうまく叩きこなす伊藤のドラム、ソロが多くて緊張しながらも「おお〜!」と声を引き出した濱野のキーボード、メンバーの中でも圧倒的に熱量が大きくてギターの弦が切れそうなほど弾きまくった納富の姿に会場は沸きました。
そして途中から“筋肉マン”としてサプライズ登場した澤井は、力強いボイスでドヒョンと共に歌い、衣装破りやフライパン曲げまで披露する体当たりパフォーマンス!
リハが終わってから曲げられそうなフライパンを自ら買いに走ったという裏話まであり、夜にはそのフライパンで目玉焼きを作って美味しく食べたとか、次回はもっと綺麗に曲げるべくリベンジを決意したとか…(笑)
メンバー皆は練習中の不安などをゴミ箱に投げ捨て、本番では狂ったように暴れた最高のフィナーレとなりました。
数ヶ月にわたる練習と混乱(?)が、一瞬のうちに過ぎ去ったように感じるほど楽しい時間でした。
本番のステージで見たみんなは、まるで子どもの頃に戻って無邪気に遊んでいるようで、新鮮でキラキラしていました。
大人になって社会生活を送る中で、こんなにドキドキする経験はなかなかできませんが、 あれこれ考えず、それぞれの「好き」と「情熱」だけで飛び込めるイベントだからこそ、この『Fun*Music』は魅力的なのだと思います。 毎年このイベントを実現してくださる運営のみなさん、全力で挑んだ出演バンドのみなさんに心から感謝です。
そして会社の仲間が増えるたびに、来年はどんなチームやメンバーが飛び出してくるのか…今から楽しみで仕方ありません。(笑)
最後に、会場に足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました!