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WHAT IS Fusic DOING?Fusicってなんしようと?

Singapore Space Summit 2026参加レポート

2026.03.13

イベントレポート

皆さんこんにちは、宇宙事業開発チームの武田です。

2026年2月2日〜3日にシンガポールで初開催された、Singapore Space Summit 2026にFusicのブースを構え参加してきました。

初開催に沸くシンガポールの雰囲気とイベントの盛況ぶりや参加の感想をレポートします!

※出展に関する事前告知 : https://fusic.co.jp/news/1038


あのマリーナベイ・サンズが宇宙一色に

気温一桁、寒さが堪える東京羽田からシンガポール入りした私ですが、着いたらそこは常夏。

現地は気温30℃ほどで天気も良くマリーナベイ・サンズがひときわ写真映えしていました。

そう、今回の展示会場はあの屋上プールで有名なホテルの足元に広がる巨大コンベンションセンターです。

Singapore Space Summitは今年初開催ということもあり、会場周辺ではイベントPRフラッグが掲げられて、街全体がこのイベントを歓迎している印象を受けました。



↑ 映えるマリーナベイ・サンズ(尚、プールには入っていない泣)



↑ 宇宙空間っぽい演出のセッション会場


国も大注目!43カ国から2,000人超が集結

今回10回目を迎えたシンガポール・エアショーという世界有数の航空ショーとの同時開催ということもあり、その注目度はかなりのものでした。


特に印象的だったのは、ホスト国であるシンガポールの本気度!

このイベントには、経済開発庁(EDB)や宇宙技術産業局(OSTIn)だけでなく、民間航空庁(CAAS)、防衛科学技術庁(DSTA)、情報通信メディア開発庁(IMDA)、海事港湾庁(MPA)など、実に8つもの政府機関が支援に名を連ねていました。

航空・防衛・通信・海事・経済開発と、省庁横断で宇宙産業を後押ししている姿勢がはっきり見えます。


展示会場では、AirbusやST Engineeringといった大手はもちろん、近隣各国のスタートアップも数多く出展。

東南アジアの宇宙ベンチャーの勢いに圧倒されました。


会場では業界の著名人によるパネルディスカッションや講演セッションも多数ありました。

「衛星を電力や通信と同じ"国家インフラ"として扱うべき」というセッションでは、官民連携でレジリエンスをどう確保するかが議論されていました。

また、「衛星から撮った地球のデータを、農業の最適化や災害監視、社会課題への対応にどのように活用するか」のセッションでは、「データを集めるフェーズ」は終わりつつあり、「集めたデータで何をやるか」に焦点が移っていたのが面白かったです。



↑ 会場の様子


Fusicの展示ブースの様子

Fusicのブースでは、「宇宙×クラウド」をコンセプトに、Fusicの紹介動画を流しながら、私たちがソフトウェアの開発で宇宙産業にどのようなつながりを持っているのかをアピールする展示をしていました。


ブースに来られたのは、部品を作る会社や衛星事業者、情報技術を学ぶ大学生や安全保障に注力されている企業など多種多様でした。

ソフトウェア開発の非宇宙企業がブースを構えていることからも、ソフトウェアやクラウドの持つ宇宙産業での強みなどに興味を持たれた印象が強かったです。

実際にお話をしてみて、日本もアジアも、宇宙関連企業に共通する問題点を抱えていそうだなと感じました。

「ハードウェアの開発には知見があるが、地上系のソフトウェアやデータパイプラインの構築にはリソースが足りていない」という声もありました。

こうした課題はまさにFusicがソフトウェア企業として貢献できる領域であり、宇宙産業における私たちの立ち位置を改めて確認できた瞬間でした。


また、宇宙データセンター構築についてどう考えているのか?など、昨今の宇宙産業のトレンドに対してどういう意見を持っているのか、また会社として何かアクションがあるのか?など、目まぐるしく変化していく宇宙産業に関わる企業としての立場や意向に対して、興味や感度の高い方が多かったことも印象に残っています。




↑ Pixxelの隣に構えるFusicブース。事例や会社の強みを多くの人にお伝えできました!



シンガポールという場所の力

改めて感じたのは、シンガポールという場所の強さです。

アジアのハブとして、東南アジアはもちろん、インド、中東、オーストラリアなどからのアクセスも良いため、世界各国からの来場者と会話することができました。


シンガポール政府も宇宙産業に本気で、今後2年間で宇宙技術開発に追加で6,000万シンガポールドル(約70億円超)の予算を投じるなど、産業育成に積極的で、"宇宙ハブ"としてのポジションを着々と固めているところだと理解しました。


宇宙×防衛の存在感

また、会場では宇宙と防衛・安全保障の距離が近づいている感覚もありました。

というのも、Space Summitの共催パートナーにシンガポール防衛科学技術庁(DSTA)が名を連ねていることからもわかるように、宇宙は「安全保障の領域」になりつつあります。


会場では、宇宙状況把握(SSA)に関するDSTAとのMoU締結の発表や衛星画像を使ったマルチドメインの状況認識ソリューションの展示、量子暗号通信(QKD)による次世代セキュリティの共同研究が発表されるなど、防衛関連のトピックも豊富でした。


もちろん、シンガポール・エアショーという世界有数の航空防衛ショーとの同時開催だからこそ、航空・防衛・宇宙のプレイヤーが自然と交わる場になっていたことも考えられますが、昨今の情勢を考慮すると日本における宇宙産業にも当てはまる部分があるように感じました。


最後に

サミットの1週間前にはチケットが「Sold Out」になったとの情報もあり、どのくらい来場者がいるのかドキドキしておりましたが、ブースにも多くの方が立ち寄ってくれたのは嬉しかったです。

事前にミーティングを依頼していた企業とも短い時間でしたが会社紹介をする機会があり、とても有意義な時間を過ごせました。


会場では短時間しかお話しできなかった企業や人もいたのですが、嬉しいことに帰国後に会社紹介の時間を設定できたなど収穫が多い展示会になりました。


個人的にも初シンガポールでしたが、日本にいただけでは感じること・気づくことのできない点が多く、自分の視野がいかに狭かったかを痛感する出張となりました。

現地のスピード感や多文化が共存するビジネス環境に直接触れたことで、今後の業務に活かせるヒントをいくつも持ち帰ることができたと思います!




↑ 既に「2027」の開催も決定!