こんにちは!宇宙チーム広報です。
2026年4月10日(金)、当社が主催する宇宙ビジネスイベント『SPACE DAY 2026 〜宇宙産業のソフトウェア実装を加速する1日〜』を東京・日本橋のX-NIHONBASHI TOWERにて開催しました。
今年で3回目の開催となった今回は、新たな取り組みにチャレンジしたり、SPACE DAYが宇宙ビジネスに関わる全ての方のプラットフォームとなるようにイベントを企画したりと、当社としても新たなステージとなりました。
(ご参加いただいた皆様と!多くの方にご参加いただき、感謝です。)
SPACE DAYについて
『SPACE DAY』は、当社が2024年から主催してきた宇宙コミュニティイベントです。
今年もアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社のご協力のもと、たくさんの方にご来場いただくイベントとして開催することができました。
SPACE DAYは単なるカンファレンスとして開催するものではなく、宇宙×ソフトウェアを推進するプレイヤーが集う「コミュニティイベント」として開催しています。
宇宙・衛星事業に関わる企業とクラウド・ソフトウェア領域のプレイヤーが出会い、最新動向や実践事例の共有・意見交換・ネットワーキングを通じて、新たなビジネス機会を生み出すことを目指しています。
今年のテーマは「宇宙産業のソフトウェア・エコシステム構築」
民間企業の参入により急速に産業が拡大する一方、ソフトウェア人材の不足や業界共通基盤の整備という課題に直面する宇宙産業の現状を踏まえ、クラウド・ソフトウェアの観点から解決策を探る1日となりました。
今年は新たな取り組みとして、国内4社によるハンズオンワークショップを実施しました。
実際に各社のシステム・サービスに触れてもらうことで、ビジネスの進歩を各々が実感される機会となったようです。どの回もたくさんの方にご参加いただきました!
また、午後に開催した『SPACE DAY 2026 〜宇宙産業のソフトウェア実装を加速する1日〜』への参加者は100名を超え、日本の宇宙エコシステムを代表するプレイヤーが一堂に会す、贅沢な時間となりました。
参加者はプログラムへの参加目的だけでなく、宇宙産業に関わる新たな接点を求めて集まる方も多く、ネットワーキングは大いに盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていきました!
新たなセッション:ハンズオンワークショップ
今年から新たに設けたハンズオンワークショップでは、宇宙領域で事業を展開する国内4社が、AWSクラウドを活用した宇宙ビジネス向けサービスを実際にデモ・体験形式で紹介されました。
参加者がクラウド・AI活用の内製化を加速させるきっかけとなることを目指した企画です。
・ 生成AIによる衛星データ解析体験(株式会社スペースシフト CTO 元村 和史 氏)
スペースシフトが提供する衛星データ解析サービスと生成AIの連携を、ハンズオン形式で体験。
参加者自身が生成AIサービスを操作しながら衛星データ解析を実践しました。
・ 多種多様な地上局の統合・管理プラットフォーム「StellarStation」ハンズオン(株式会社インフォステラ 井上 大夢 氏)
AWS Ground Stationをはじめとした多様な地上局へのアクセスを単一インターフェースで実現するStellar APIの使い方を、実際に操作しながら学びました。
・ QGISで衛星データを活用しよう(株式会社MIERUNE 執行役員CTO 井口 奏大 氏)
オープンソースGISソフト「QGIS」を用いて、公開衛星データの実践的な活用方法を学ぶ入門セッション。
位置情報技術とAWSの組み合わせについても解説しました。
・ クラウドベースの運用管制システムハンズオン(株式会社JAOPS 共同創業者兼CEO アレハンドロ・フェルナンデス・セラ 氏)
AWSアーキテクチャを活用した宇宙機の運用管制システム構築事例を紹介し、YamcsおよびGrafanaを用いた基本的な設定と可視化機能を体験するセッションでした。
登壇セッション:AWS、パートナー、ゲスト登壇など全9社による豪華登壇
今年の登壇セッションは、宇宙産業のサプライチェーン全体である、衛星の開発・製造(アップストリーム)から地上局・通信インフラ(ミッドストリーム)、そしてデータ利活用・アプリケーション(ダウンストリーム)までを横断する豪華な顔ぶれとなりました。
当社からは、先進事業部門長の吉野より、当社の宇宙事業への取り組みを紹介しました。
JAXAの衛星データ提供プラットフォーム「G-Portal」のクラウド化プロジェクトをはじめとする支援実績を交えながら、「ソフトウェアの力で宇宙産業を加速する」という当社のスタンスをお話ししました。
各セッションに共通していたのは、「ソフトウェアが宇宙産業の次の成長を担う」というメッセージです。
超小型衛星の社会実装、クラウドベースの地上局共有、衛星データとAIの融合、ハードウェア開発へのアジャイル手法の導入など、それぞれ異なるアプローチながら、ソフトウェアの力で宇宙ビジネスのハードルを下げ、より多くのプレイヤーが参入できるエコシステムを構築しようとする意志を、登壇者の皆様から感じられました。
また、今年は宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙戦略基金事業部の上野氏による特別セッションも実施しました。
産官学の連携を加速するJAXAの取り組みと、民間宇宙ビジネスとの共創に向けた展望が語られ、SPACE DAYが目指す「宇宙産業のエコシステム構築」という方向性と繋がるセッションとなりました。
当社とパートナー各社の協業を通じて、これまでにない宇宙システムの可能性を広げ、日本から世界をアップデートしていきたいと思っています。
システム開発の依頼を超え、宇宙産業の構造変革を共に担うパートナーとしての期待を感じた場となりました。
登壇者の皆様には、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!
【登壇者の皆様】
・ アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 Aerospace & Satellite Japan Lead 永野 嗣人 氏
・ キックスペーステクノロジーズ株式会社 代表取締役 佐藤 凜 氏
・ 株式会社インフォステラ 共同創業者 代表取締役CEO 倉原 直美 氏
・ 株式会社スペースデータ 統合技術本部 マネージャー 飯野 翔太 氏
・ 将来宇宙輸送システム株式会社 基盤部 部長 細國 敬祐 氏、基盤部 サービス企画グループ 一ノ瀬 友宏 氏
・ スペース・ルネサンス株式会社 サービスマネージャー 長谷川 祐輝 氏
・ 株式会社アークエッジ・スペース データソリューション部 部長 鈴本 遼 氏
・ JAXA(宇宙航空研究開発機構) 宇宙戦略基金事業部 技術開発マネジメントグループ 上野 浩史 氏(特別セッション)
・ 株式会社Fusic 先進事業部門長/プリンシパルエンジニア 吉野 雅耶
・ 株式会社Fusic 宇宙事業戦略リード/エバンジェリスト 室井 慎太郎
さいごに
今年のSPACE DAYでは、100名を超える参加者とともに、宇宙ビジネスにおけるクラウド活用の可能性と、ソフトウェア・エコシステム構築に向けた課題を共有することができました。
ソフトウェアエンジニアとハードウェアエンジニアがそれぞれの強みを武器に宇宙ビジネスを拡大させていく必要性、そして両者をつなぐソフトウェアの役割の重要性を改めて実感する1日になりました。
新たな試みとして実施したハンズオンセッションも好評をいただき、宇宙×クラウドの技術を「実際に触れる」機会として多くの参加者にご活用いただきました。
イベント終了後には登壇者・参加者によるネットワーキングも行われ、企業の垣根を超えた活発な交流の場となりました。
来年以降もさらに充実した内容でお届けできるよう、引き続き取り組んでまいります。
今後もFusicは、宇宙産業に関する取り組みをさらに推進し、テクノロジーを通じて宇宙をより身近な存在にしていくことを目指してまいります!
(Fusicメンバーで記念撮影!お疲れ様でした!)