こんにちは、海外事業担当の安河内です。
先日(7月9日(木))、シンガポールの宇宙産業団体AAIS(Association of Aerospace Industries Singapore)の皆さんと、X-NIHONBASHI BASEでダイアログを開催しました。デリゲーションの皆さんは、7月6日(月)〜9日(木)に開催された宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2026」に合わせて来日中とのことで、貴重な交流の機会をいただきました。
ちょうど同じSPACETIDEの場で、シンガポールのNTU(南洋理工大学)SaRC(衛星研究センター)と地上局技術の共同探索に向けた覚書(MoU) 「Future Ground Station」 を締結したばかりというタイミングでもあり、非常に実りある一日となりました。今回はそのダイアログの様子をレポートします!
(NTU SaRCとのMoU締結については、こちらのニュースリリースで詳しくご紹介しています)
AAISとは?今回のデリゲーションについて
AAISは2003年に設立された非営利団体で、シンガポールの航空宇宙産業ハブの発展を目的に活動しています。航空機、無人航空機、宇宙といった幅広い領域をカバーし、産業界と政府の橋渡し役を担っています。シンガポール・エアショーやSingapore Space Summitにおいてシンガポール・パビリオンの調整役を担うほか、2024年に発足した宇宙コミュニティ(Singapore Space Community)の運営を主導するなど、シンガポール宇宙産業の中心的な存在となっています。今回のデリゲーションは、大学・ポリテクニック(NUS、Temasek Polytechnic、Ngee Ann Polytechnic、Nanyang Polytechnic、NTU、SITなど)、政府系機関(産業用地開発を手がけるJDC Corporation)、そして民間企業(宇宙アドバイザリー企業のStubbsなど)と、非常に多様なメンバーで構成されていました。宇宙×教育×産業×行政が一堂に会する、なかなか貴重な機会でした。
Fusicから紹介したこと
Fusicからは、当社が福岡発でAWSを中核としたクラウドインテグレーションと生成AI実装を強みとしていること、そして宇宙分野ではJAXA、QPS研究所、Astroscaleといったパートナーとのプロジェクト実績を紹介しました。そのうえで、同じくSPACETIDEのタイミングで締結したNTU SaRCとの「Future Ground Station」MoUについてもお話ししました。
次世代の衛星地上局に、クラウドと生成AIをどのように活用できるか。その可能性を両者で共同で探っていくというのが今回の取り組みの趣旨です。SPACETIDEでのMoU締結から間もないタイミングだったこともあり、デリゲーションの皆さんからも早速たくさんの反応をいただきました。
シンガポール側から見えてきたこと
デリゲーションの皆さんとの対話からは、シンガポールの宇宙産業が力を入れている領域として、地球観測や防災、海事、農業といった分野でのデータ利活用への強い関心が伝わってきました。また、大学・ポリテクニック側からは、学生の人材育成や日本企業との連携への期待も多く聞かれ、日本とシンガポールが互いに補完し合えるポテンシャルを改めて感じる時間となりました。おわりに
今回の交流を通じて、教育機関との連携や産学連携の形など、今後探っていきたいテーマの種がいくつも見えてきました。
日本とシンガポールの宇宙分野での協力を、これからも一つひとつ形にしていけたらと思っています。
今回シンガポールから来訪してくださったみなさん、ありがとうございました!