こんにちは! セールス部門の岡田です。
2026年6月19日(金)、Fusic社内にてSORACOMさんとの勉強会を2本立てで開催しました。
午前はPLC(Programmable Logic Controller=工場の制御機器)をテーマにした「PLC勉強会」、午後はSORACOMのネットワーク機能を実機で学ぶ「ラズパイ勉強会」という構成です。
講師は、株式会社ソラコム パートナーソリューションアーキテクトのtakaoさん。
Fusicからは、IoTエンジニアや営業など、計16名が参加しました。
PLC勉強会(第一部)
午前はPLC勉強会です。
SORACOMさんがこれまで手がけてきたPLC活用事例をお伺いしながら、製造業に留まらない幅広い活用シーンについてもお話を聞きました。中でも印象に残ったのは、takaoさんのこの一言です。
「PLCにはすべてのデータが入っていると言っても過言ではない」
設備が止まったとき、その原因は何か。どのタイミングで異常が発生したか。生産ラインのどこにボトルネックがあるか。こうした情報はすべてPLCの中に記録されています。
しかし多くの製造現場では、そのデータが十分に活用されていません。PLCはクローズドな設計が多く、外部システムとの接続にはハードルがある。「データは取れるはずなのに、どうやってクラウドに上げればいいか分からない」という声は、Fusicの営業現場でもよく耳にします。
製造業DXを支援する上で、PLCをどう扱うかは避けて通れない問いです。SORACOMのソリューションはまさにここに切り込んでいて、PLCとクラウドをつなぐ実績が豊富にあることが今回の勉強会で明確になりました。
弊社でも、製造業のお客さまから「設備の稼働状況をクラウドで統合的に監視したい」というご相談が増えています。こうしたニーズに応えるためにも、SORACOMさんおよびSORACOMパートナースペース(SPS)のパートナー企業様との連携をさらに深め、お客さまの設備監視・DX推進を支援していきたいと思います。
お昼は海鮮丼
PLC勉強会を終えてお昼休憩です。takaoさんも交えてみんなで海鮮丼をいただきました。学びの多かった午前の内容を振り返りながらの、おいしくて楽しいランチタイムでした。
ラズパイ勉強会(第二部)
午後はネットワークをテーマにしたハンズオンです。
実機のRaspberry PiとSORACOMのサービスを使いながら、手を動かして学ぶ形式で進みました。
まず、soracom.io へ実際に通信を送り、インターネットへ出ていく経路を一つひとつ確認する作業から始まりました。普段は意識しないネットワークの裏側を、自分の手で追う体験です。
続いて、以下の3つのサービスを実践を交えながら学びました。
SORACOM Napter
許可した時間帯・IPアドレスに限定した、安全なリモートアクセスを実現するサービスです。演習では手元のPCからRaspberry Piへ実際に接続しました。VPN環境を別途用意せずに現場機器へリモート接続したい場面で特に有効で、その手軽さと実用性を体感しました。SORACOM VPG(Virtual Private Gateway)
デバイスからインターネットを経由せず、閉じたプライベートネットワークを構成できるサービスです。セキュリティ要件が厳しい製造業・医療・インフラ系の現場で、デバイスとクラウドを安全につなぐ選択肢になります。SORACOM Arc
WireGuardベースのVPNサービスです。SIMを使わないラズパイや手元のPCなど、SIM非搭載のデバイスもSORACOMネットワークに参加させたい場合に有効です。これにより、SIM搭載デバイスと非搭載デバイスを同じネットワーク上で扱えるようになります。普段の業務ではSORACOM BeamやFunnelを使う機会が多いのですが、今回でネットワークサービスの全体像がよりクリアになり、「この現場にはこのサービス」という判断軸が持てるようになりました。
勉強会を終えて
PLCという製造業の要となる機器の考え方から、SORACOMのネットワークサービスを使った実践的な接続方法まで、1日で幅広く学べた貴重な機会でした。「現場の機器は簡単には仕様を変えられない」
「リアルタイム性やセキュリティを踏まえた接続方式を選ぶ必要がある」
午前・午後を通じてこの2つの一貫した視点を学べたことが、一番の収穫だったかもしれません。
今回の勉強会にあたり、丁寧にご解説いただいた株式会社ソラコムのtakaoさんに、心より感謝します!