MENU

NEWSニュース

Fusic、衛星コンステレーション時代に対応する次世代クラウド型の衛星地上管制システムのPoCを開始

2026.08.17

ニュースリリース

衛星ごとの個別開発が当たり前だった地上系ソフトウェア に、汎用の選択肢を。 福岡県の支援事業採択のもと、今の時代に合った管制システムの構築をFusicが目指す 


株式会社Fusic(東証グロース・福証Q-Board上場、本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役社長:納富貞嘉、以下「Fusic」)は、複数の衛星に対応するクラウド型の衛星地上管制システムのPoC(概念実証)を開始いたします。本取り組みは、福岡県半導体・デジタル産業振興会議に設置された福岡県宇宙ビジネス研究会が実施する令和8年度 宇宙関連ビジネス製品・サービス開発支援事業(新製品・サービス開発)に採択されており、支援を受けながら開発を進めてまいります。 



衛星コンステレーション時代における“地上系ソフトウェア”の現状 

小型衛星コンステレーションの打上げ数が世界的に急増する一方、衛星へのコマンド送信や状態監視を担う衛星地上管制システムは、衛星機体ごとに個別開発されることが常態化しています。複数の衛星を一体的に運用することを前提に設計された、汎用的な衛星地上管制システムの選択肢は国内でほとんど存在しません。衛星の数が増えるほど、事業者は機体ごとに専用システムを作り直すコストを負い続けることになり、これがコンステレーション時代の事業拡大を阻む要因のひとつになっています。 



「複数衛星に対応する」という発想 

Fusicが本PoCの実施において目指すのは、特定の衛星機体に依存せず、複数の衛星を同じ基盤の上で運用できるクラウド型の衛星地上管制システムです。機体の種類が変わっても同じソフトウェア基盤で運用を続けられることで、衛星を追加するたびにシステムを作り直す必要がなくなります。Fusicはこの取り組みを通じて、汎用の地上系ソフトウェアという選択肢そのものを事業者に提供していきたいと考えています。 



宇宙領域での実績と、クラウド構築力を掛け合わせて

Fusicはこれまで、株式会社QPS研究所や株式会社アストロスケールといった衛星開発企業へのシステム構築支援、JAXA G-Portalにおける衛星データ基盤の開発など、宇宙領域で数多くの実績を積み重ねてきました。加えて、AWSアドバンストティアサービスパートナーとして培った大規模クラウドシステムの構築力も備えています。これらの強みを掛け合わせることで、コンステレーション時代の地上系ソフトウェアという課題に正面から取り組めると判断し、今回のPoCに着手します。 



PoCについて 

本PoCでは、衛星運用の要となる「コマンド送信」と「テレメトリ受信・監視」の機能を、特定の衛星機体に依存しないクラウド基盤として構築し、実運用を想定した環境での検証に取り組みます。開発にあたっては、国内外の衛星事業者・研究機関へのヒアリングを重ね、その内容を仕様に反映していきます。


ヒアリング先として、Fusicが本年7月に地上局技術に関する覚書(MoU)を締結したシンガポール・南洋理工大学(NTU)の衛星研究センター(SaRC)をはじめ、超小型人工衛星の開発・運用を手がけるKick Space Technologies株式会社(本社:福岡県北九州市戸畑区、代表取締役:佐藤凜、以下「Kick Space Technologies」)も含まれており、同社が持つ衛星運用の知見も取り入れていく考えです。


Fusicは、衛星を運用するための地上系ソフトウェアを、独自で開発する以外の選択肢をつくることで、宇宙ビジネスへの新規参入を後押ししていきます。  



コメント 

株式会社Fusic 事業本部先進事業部門 部門長 吉野 雅耶 

衛星の地上管制は、衛星運用を支える生命線とも言える存在です。にもかかわらず、いまも機体ごとの個別開発が当たり前になっており、コンステレーション時代の運用や、これから宇宙ビジネスに参入する事業者にとって大きな障壁となっています。 Fusicは本PoCを通じて、地上系ソフトウェアを汎用化するクラウド製品の実現を目指し、福岡から宇宙産業の裾野を広げていきたいと考えています。



株式会社Fusicについて 

Fusicは、クラウド、AI・機械学習、IoT、Webアプリ開発、UI/UXデザインなどを組み合わせる“技術結合力”を武器に、お客さまの課題を解決するシステム開発および技術コンサルティングを行う企業です(東証グロース・福証Q-Board上場、本社:福岡県福岡市中央区)。AWSアドバンストティアサービスパートナーとしての認定に加え、Anthropic社とはAWSのリセールプログラムを通じた再販契約を締結しており、製造、物流、宇宙、大学・研究機関等のパブリックセクターなど幅広い産業領域に、生成AIとクラウドを組み合わせたソリューションを提供しています。

宇宙領域では、株式会社QPS研究所・株式会社アストロスケールなどのスタートアップやJAXAとの複数のプロジェクトに携わってきた実績を有しており、ブランドスローガン「OSEKKAI×TECHNOLOGY」のもと、宇宙ビジネスの発展にも継続的に取り組んでいます。 




本件に関するお問い合わせ先 

株式会社Fusic

E-mail:pr@fusic.co.jp | Web:https://fusic.co.jp

〒810-0001 福岡市中央区天神4-1-7 第3明星ビル6F