IoTテスト用仮想デバイス作成サービス「mockmock」の新しいアドバンスドオプションとして「データレコーダー」のプレビュー版をリリースしました。
「mockmock」は、IoT開発を加速する開発支援サービスです。クラウド上に仮想デバイス(mock)を作成し、ユーザーが開発しているサーバーに対して疑似データを送ります。mockmockが提供する仮想デバイスは、瞬時に動作や台数を変更できるため、欲しいデータを、欲しいタイミングで、欲しい量だけ受け取ることができます。これにより、サーバーアプリケーションの動作確認や負荷検証が、実デバイスなしで手軽に実施できるようになります。結果として、IoT開発におけるPoC(概念実証)の迅速化、開発効率の向上や不具合の減少、安定運用が見込めます。
このたび、新しいアドバンスドオプションとして「データレコーダー」のプレビュー版をリリースしました。
データレコーダー概要
実デバイスからのデータをmockmock上のストレージに蓄積し、送信日時を現在時刻に入れ替え、mockmockの仮想デバイスよりそのデータを送信し直すことができます。
いままでmockmockで提供してきた各種ジェネレーターによって思い通りのデータを作成できましたが、リアルなデータ自体を作り出すことは困難でした。しかし、すでにデバイスや実際のデータがある場合、この「データレコーダー」を利用することで、正にリアルなデータでのテストが可能となります。
また、蓄積したデータはmockmock上で簡単に加工することができるため、異常データがない場合も実際のデータを元に想定される異常を発生させることができます。もちろんデータ送信にはmockmockの仮想デバイスを使用しますので、台数を増やしてリアルデータでの負荷試験も可能です。
■ 機能一覧
・ デバイスからのデータを受信するエンドポイントの作成（プロトコルはHTTPS/MQTTS）
・ データセット作成（5つまで）
・ データアップロード（エンドポイントへ送信/CSVアップロード）
・ データセット内のデータ加工
－ 無変換（時間軸のトリミング）
－ ノイズ付与
－ ピーク値付与
－ データ間引き
■ 料金
無料（プレビュー期間のみ）
※ただし、mock起動やその他アドバンスドオプションにかかる料金は従来どおり発生いたします。
詳細
■ サービス開始日
2019年4月19日(金)より開始
■ プレビュー版お申込み方法
「mockmock」 ユーザーコンソール画面上部の「データレコーダー（プレビュー）」よりお申し込みください。
https://console.mock-mock.com/contact?preview=data_recorder
※ 準備が整い次第、順次ご連絡いたします。
■ ウェブサイト
「mockmock」
※「mockmock」は株式会社Fusicの登録商標です。
「データレコーダー」プレビュー版をご利用いただいたユーザー様のエンドースメントの紹介
アクロクエストテクノロジー株式会社
弊社は IoT 特化型のデータ分析プラットフォーム「Torrentio」（トレンティオ）を提供しています。
Torrentio は IoT サービスやプロダクト構築のリーンスタートアップのサイクルを実現します。リアルタイムにセンサーデータを可視化・分析し、即座に事業アイデアにフィードバックをかけ、短期間でサービスの構築・ビジネスの成長を達成することができます。
IoT サービスやプロダクトの構築を進めていく過程において、「異常データを発生させにくい」「デバイス台数やデータ数が少ないため最終的な効果まで予測できない」などの課題が発生することが多くあります。
今回の mockmock「DataRecorder」の登場により、センサーから測定した実際のデータをもとに、異常データの追加や、仮想デバイス数・データの種類や量を増やすことができるため、試行錯誤が簡単にできるようになりました。今まではこのようなデータ作成や加工などに時間を取られていましたが、「DataRecorder」の活用により、フィードバックを早め、多くのパターンを検証できるようになります。
これにより、IoT 導入の PoC の有効性を高めたり、IoT サービスやプロダクトの構築を迅速化できることを期待しております。
アクロクエストテクノロジー株式会社 執行役員 山下 晴香 様
ウェブサイト https://www.site.torrentio.tech/torrentio/
【お問い合わせ先】
info@mock-mock.com
（担当：毛利、杉本）