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デザインから開発・納品まで3か月!スピーディなアジャイル開発の裏側 株式会社 福岡銀行

2022.10.05

Webシステム(公開サービス系)

株式会社 福岡銀行

 https://www.fukuokabank.co.jp/

インタビュイー:

 ビジネス開発部 部長 浅野 俊幸様

         主任調査役 末永 敦様




「請求書ボックス」は現在使用されている請求書の電子保存と電子送付が無料でできるサービスです。
2020年8月より試験提供を開始しています。
今回は、請求書ボックスの開発責任者である株式会社福岡銀行 ビジネス開発部 末永様にお話をお伺いしました。


最初にFusicを知ったきっかけを教えてください。

末永様)きっかけはAWS(Amazon Web Services)の営業の方からのご紹介でした。
「福岡にデータベースに強い開発会社ってありますか?」と聞いたところ
「福岡どころか、西日本で1・2位を争う会社がありますよ」と伺い、御社を知りました。
確か2020年の1月頃でしたね。
そこから業務効率化支援サービスの開発を依頼したのを皮切りに、請求書ボックスの開発を依頼しました。

開発における当初の課題について教えてください。

末永様)まずプロダクトオーナーとしては、
最初からしっかりと要件定義されたシステムではなく、
MVP(*1)をスピーディに作り、市場の声をもとに改善をしながらプロジェクトを進めていきたいという思いがありました。
そのため、心理的にも距離的にも近い会社さんと密にタッグを組みたかったんです。
スピーディで柔軟にアジャイル対応いただく必要があったので、
今回Fusicさんにお願いすることができ、とても良かったと思っています。

(*1)MVP:Minimum Viable Productの略。顧客に提供できる最小限の機能を備えた製品のこと。

今回のプロジェクトでは、初期から当社のデザイナーが参画しました。MVPで使うシステムデザインや画面イメージはいかがでしたか?

末永様)とても画面がきれいで、初めて見たとき「洒落とんしゃー!」と思いました(笑)
時代に沿った洗練されたデザインというか、色使いとかも全体的に洒落ているんですよ。
サービスを利用されているお客様も同じことをおっしゃっていたと聞いています。

試験導入されているお客様には、導入初期にサービスの利用説明をするんですが、
使いやすいということもあってお客様自身でサービスを触りながら進めていただけています。
単にお洒落なデザインということだけではなく、システムとして使いやすいものになっているんだなと感じています。




今回のプロジェクトのやりとりはどのようにしていたんですか? 

毛利)進捗の報告や確認にはBacklogとSlack、
そしてデザインの共有はデザインツールのFigmaを使ってやりとりしていました。

いろんなツールを駆使されていたんですね!ちなみに今回はサービスのロゴも当社で制作させていただいたということですが、実際に作ってみてどうでした? 

末永様)最終的に3つのロゴ案をいただいて、チームメンバーで決選投票をしました。
ロゴがあると、サービスのホームページや説明資料など
様々な広報物で統一感が生まれますし、完成度が上がりますね。
モノづくりにおいては、サービスの概要をしっかり理解していないと
良いものが生まれないと思っているので、
今回、Fusicさんにお願いすることができてよかったと改めて思います。




今回のプロジェクトでこだわった点はありますか?

末永様)今回のプロジェクトでは、サービス利用に関する費用について、御社と協力して低コストを実現しました。
電子帳簿保存法改正によって、現在この領域は競争が激化しています。
開発したサービスを普及させるためにお客様が導入しやすい価格を実現させることが目的でした。
コストは安く、その上でサービスの品質を落とさないことを目指しました。

毛利)最初にしっかりと戦略を立てていただいていて、ターゲットも明確でした。
開発で選択に迷った時に、「それはこちらにしましょう」とすぐに応答してくださって、
我々としてもすごくやりやすかったです。

福岡銀行様にマーケティングの戦略を組んでいただいて、
我々はその戦略を技術で実現するというような、とても理想的な体制だったと思います。




今回のプロジェクトで印象に残っていることはございますか?

末永様)開発サービスの報告会を社内で行う際、
OCR(*2)の認識率を90%くらいにすると事前に設定しました。
その報告会まであと1週間というところで
様々な請求書パターンを読み込ませてみると、最初の認識率はなんと30%くらいでかなり焦りました(笑)

毛利)そうですね(笑)
そのときにはすでに90%以上の認識率まで持っていけると
社内の機械学習エンジニアと算段はついてたのですが、少し驚かせてしまいましたね。

末永様)はい、最初はびっくりしました。
その後、毛利さんのおっしゃる通り
OCR機構に機械学習チームとの技術を掛け合わせて、当初設定した認識率をクリアすることができました。
御社の事業領域・技術の幅の広さというところが今回のサービスの肝につながったと思います。

(*2) OCR:画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能

他の会社と比べてFusicの魅力や特徴を教えてください。

末永様)コミュニケーションが快適ですね。
こちらの要件をフワッと伝えても内容を正確にくみ取ってくださるし
「AとBだとどちらがいいですか?」という選択肢を出してくれるので、非常にありがたかったです。
我々が伝えていない要件も行間を読んでくみ取ってくださるんです。
非常に頼もしいと思っております。




対応時間や開発スピードに関してはどうですか?

スピードも速いと思います。
現在も改善の依頼を色々出しているのですが、その対応もとてもスムーズです。

最後にFusicへの期待をお願いします。

今後、プロジェクトで新しい技術を使われる際は、ぜひ参画していただきたいと思っています。
当社の別部門からも、プロジェクトの依頼をさせていただいているようですので
今後ともぜひ末永くお付き合いくださると嬉しいです。

引き続き新たな追加開発など、ぜひご支援させていただければと思っています。
本日は、ありがとうございました。