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WHAT IS Fusic DOING?Fusicってなんしようと?

「Fun* music vol.1」#山本レポ

2018.10.03

社員の日常

会社のいち音楽サークルが主催するライブなんて、未だかつてあっただろうか。
2018年9月24日(水)、天神のライブハウス四次元にて前代未聞のライブイベント「Fun* music vol.1」は開催された。
出演バンドは合計8組。その模様を山本 光彦がレポート。


# ミニマムザモツ
1. 絶望ビリー
2. 恋のメガラバ
トップを務めるのはマキシマムザホルモンのコピーバンドミニマムザモツ。つめかけたオーディエンスを一気に絶頂させる絶望ビリーからスタート。本物を彷彿とさせる古賀のデスボイスが血をたぎらせるような緊張感を生み出しつつ、ユッキーのハイトーンボイスが絶妙に心地よく高揚感を演出。バックの演奏も疾走感が半端なく音のエネルギーが凄まじい。会場全体をあっという間に牽引した。
# キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
1. 少女S
2. pray
3. Don’t say "lazy"
一気に沸点となった会場の勢いをさらに芳醇にさせるのはアニソンのコピーバンド、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。1曲目はSCANDALの少女S。一発で宙を舞うような内田のギターリフを皮切りに、爽快感の中にも切なさがあるナンバーで会場が心地よいものに。その後、銀魂でおなじみpray、けいおんのDon’t say "lazy"と続き、ボーカル、ナカムーの「アニソンはパワーを使う」という言葉通りエネルギーに満ち溢れたパフォーマンスで会場の空気も最高潮に。
# S&C
1. ロビンソン
2. デイ・ドリーム・ビリーバー
次は少しクールダウン。ジャケットを身に纏った弾き語りのデュオS&C。ボーカル川野の歌詞が飛びつつもその愛嬌と広沢の優しさに溢れた演奏で場が和む。間のMCでは、ユニット名のS&Cについての由来を語り出し、職場の二人の関係性である"新人とチューター"の頭文字を取ったが、それならば"S&T"だったと名前の変更を高らかに宣言。爆笑の渦につつまれたまま、忌野清志郎伝説のバンド、THE TIMERSの名曲を披露し、終始笑顔の絶えないステージとなった。
# Ironware
1. カフェ・ド・アコル
2. チェスボードとダンスフロア
Ironwareは、本イベント唯一のオリジナル楽曲バンド。ベースの南部が全て作詞作曲を手がけている。一曲目は大人の雰囲気漂うジャズで、まるでブルーノートにきたかのよう。二曲目は80年代ディスコを彷彿とさせるどこか懐かしいダンスナンバー。というか、彼は30歳なのでリアルタイムの80年代なんて知らないはず。彼の表現力に驚かされるとともに、そのやみつきになるメロディにオーディエンスは自然と体が動き出す。
# ap-northeast-5
1. リライト
2. 赤橙
3. 君の街まで
20分休憩のあとの後半戦トップバッターは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとACIDMANのコピーバンドap-northeast-5。アジカンを知らない人でも知ってるであろう超人気ナンバーのリライトから、少しクールダウンした会場を再度点火。間奏のギターソロは寸分の狂いもない正確さと攻撃的な音でオーディエンスを熱狂の渦に。ACIDMANの赤橙で落ち着いた大人の雰囲気を挟んだあとのMCでは、ボーカルの甲斐がライブをやりたいという夢が叶ったという告白がありしばしほっこりさせた後に、最後の君の街まででさらに会場が一体化。
# 超絶美声(ビーナスハーモニックス)
1. LA・LA・LA LOVE SONG
2. 夜空ノムコウ
3. バンザイ〜好きでよかった〜
次に登場するのは、総勢7名によるアカペラユニット。まずは久保田利伸による名曲LA・LA・LA LOVE SONGで会場に元気を与えてくれる。何よりも、上手い。安定したボイパをベースにそれぞれが絶妙なバランスで心地よいハーモニクスを奏でる、まさしく超絶美声。そこからの、夜空ノムコウ〜バンザイの流れも含め、全体的にピースフルな力が宿っていた。
# キズぐすりが足りない
1. AM11:00
2. シャングリラ
トリ前を務めるのは楽器初心者が多いというキズぐすりが足りない。ところが一曲目HYのAM11:00の演奏が始まるとそんな前情報はどこへやら。まったく初心者ということを感じさせないクールな演奏を披露。続くチャットモンチーのシャングリラでは、原曲がもつ浮遊感そのままに、オーディエンスを理想郷と現実の間にある夢の国へ誘うような見事な表現力を打ち出し、いよいよイベントも終焉へ。
# フジヤマファブリック
1. 赤黄色の金木犀
2. 虹
3. 若者のすべて
トリを飾るのは、フジファブリックのコピーバンド「フジヤマファブリック」。季節にぴったりの赤黄色の金木犀でスタートし、虹ではボーカル杉本のエモーショナルなパフォーマンスでオーディエンスを魅了。ラストの若者のすべてではこのイベントを惜しむかのような哀愁と、花火のような華やかさを醸し出して演奏が終了。それでは飽き足らないオーディエンスはアンコールを要求し、笑って終われるように虹を再度演奏して、約3時間に及ぶイベントは大盛況ののちに終了。
 


ということで、こんにちは、Fusic軽音楽部の部長を務める山本です。
ちょっと趣向を変えて、ライブレポート風に書いてみました。

みなさんは音楽は好きですか?
音楽が「苦手」な人はいても「嫌い」な人って、なかなかいないんじゃないかと思うのです。
歌は下手・楽器は弾けないから苦手だけど、このアーティストが好き、とか、この曲が好き、みたいな。


Fusicではほとんどの社員が何かしらの楽器をやった経験があり、音楽好きが多いです。
代表取締役社長の納富は学生時代ギターを弾いていたり、南部は作曲家として現在進行形で楽曲を制作、
ナカムーとドヒョンは9月に博多駅で大規模なゴスペルのイベントに出演しました。


そういった音楽好きが多い環境において「やってみたら面白いんじゃないか」と思い、
私は突如軽音楽部設立を宣言しました。(2018年2月)
部のイメージとしては大学の音楽サークルのように、部員の中でいろんなバンドを組んで
定期的にライブをするという感じです。
その時に部員になってくれたのは20名近く。社員の約半分が参加したことになります。


そして、設立と同時に、約半年後の9月にライブを行うことも決定しました。
目標があるほうが、やりがいがありますからね。
20名近くの部員で組まれたのは8組。
なんと、一人当たり2~3つバンドを組んでいることになります。
ライブが近づいてくると毎日のように各バンドが練習をしていました。
近所の練習スタジオが身内で埋まるくらいに。


そして、予定どおりにライブを行うことができ、演者も観客もみんな楽しかったと言ってくれました。
個人的に嬉しかったのは、こういったライブをするのが夢であり、
まさか大人になって叶うとは思わなかったと何名かに感謝されたことです。
やってみて手応えを感じているので、第二回、第三回と続けていきたいですね。