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WHAT IS Fusic DOING?Fusicってなんしようと?

人工衛星「イザナギ」打ち上げのパブリックビューイングに参加しました#南部レポ

2019.12.16

取り組み

2019年12月11日(水)に弊社が開発に携わった株式会社QPS研究所様の
人工衛星「イザナギ」がインドのサティシュ・ダワン宇宙センターより宇宙に飛び立ち、
無事、軌道への投入が成功いたしました。
当日は福岡県庁1階ロビーでパブリックビューイングが開催され、
大勢に見守られる中、打ち上げられました。

その時の様子を、弊社技術開発部門
チームリーダー/プリンシパルエンジニア 南部 晃史がご紹介いたします。

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Fusicの南部です。
福岡県庁にてパブリックビューイングが開催されるということで、
弊社からは私の他に高瀬濱野が参加しました。

QPS研究所様との打ち合わせの中で、
宇宙に飛び立つことの難しさはひしひしと感じていたため、
県庁に向かう道中、「いよいよ打ち上がるのだ」という期待と
「上手く打ち上がるだろうか」という不安がありました。
 





会場に着いた時、子供たちやメディア関係者を含め、
多くの人が集まっていることに驚きました。
これほど多くの人に注目してもらえるプロジェクトに携われたことは
「嬉しい」の一言に尽きます。

まず、QPS研究所のCEO大西 俊輔氏、創業者の九州大学名誉教授の八坂 哲雄氏や、
衛星に搭載されたRubyの言語開発者まつもと ゆきひろ氏の挨拶で始まりました。
次に関係各社が紹介され、「株式会社Fusic」の名前が呼ばれた時に感じた
誇らしい気持ちは今年一番でした!

いよいよ定刻の18:55に向けて、カウントダウンが始まりました。
会場の雰囲気が一気に緊張し、来場者が想いをのせて、大声で数字を叫びました。




 


凄まじい炎を上げてロケットが発射され、会場には歓喜の声が響きました。
ロケットの高度や速度がモニターに表示され、
八坂先生の「予定通りの非常に安定したフライトです」との言葉で
会場に安堵感が漂いました。
 





無事に地上約570kmの軌道で衛星の切り離しが上手くいくまでは、
まだ安心はできません。
搭載された衛星が順に切り離され、高度570kmが近づくにつれて、
再び会場の緊張感が高まっていきます。
 
来場者が固唾を呑んで見守る中、ロケットからの映像が映し出され、
徐々に遠ざかっていく物体が表示されました。
八坂先生の「今、切り離されました」という宣言で会場のボルテージがマックスに!!!
打ち上げを記念して、クラッカーが配られ、お祝いしました。
 





弊社濱野も大はしゃぎです。
 





まだ軌道上で衛星の姿勢を安定させたり、電波の送受信の確認をしたりと、
運用までやらなければならないことはありますが、
QPS研究所様はじめ、関係各社の皆様、お疲れさまでした。

私自身、小学生の頃は宇宙の図鑑や本を読み漁り、
宇宙関係の記事が出れば、新聞をスクラップするような少年で、
宇宙飛行士になりたいという夢を持っていました。
まさか、Web業界に勤めて、こんなかたちで宇宙産業に関わることに
なるとは思っていませんでした。

きっと今回参加した子供たちも幾人か、今回の経験により宇宙を夢見ることでしょう。
ロケットは衛星だけではなく、夢をも載せて宇宙へ飛び立ったのだと思います。
 





ひとまず、衛星の打ち上げと軌道への投入は成功しましたが、
全部で36機を打ち上げる予定のため、まだ始まったばかりのプロジェクトです。
QPS研究所様のミッションがより加速するように
弊社もプロジェクトの一員として、しっかり努めて参ります。


※今回の人工衛星打ち上げに関係した各社の展示パネルは、
 12月27日(金)まで福岡県庁1階に展示されております。
 ぜひご覧いただき、当日の興奮を一緒に感じていただけると嬉しいです。

※参考リンク:クラウド事業者として初めて衛星リモセン法「衛星リモートセンシング記録を取り扱う者」の認定を取得しました