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WHAT IS Fusic DOING?Fusicってなんしようと?

プロダクト部門が取り組んだ「第1回 Be Professional Days」レポート

2025.12.04

イベントレポート

こんにちは! Fusicのプロダクト部門でエンジニアをしているイ・ドヒョンです。


Fusicのプロダクト部門には2つのチームがあります。

管理職育成やフィードバック文化の定着を支援する「360 (さんろくまる)」チーム

そして、学校連絡サービス「sigfy (シグフィー)」チームです。


担当しているサービスは異なりますが、「より良いプロダクトをつくりたい」という思いを共にする仲間でもあります。


今回、この2つのチームが初めて合同で新しい取り組みを行いました。

それが「第1回 Be Professional Days」です。


なぜ「Be Professional Days」なのか?

私たちは日々、それぞれの役割からサービスをより良くするために動いています。

企画、カスタマーサポート、マーケティング、開発、メンテナンス、チーム運営など、担っている役割はさまざまですが、どの活動もサービスの現在と未来を支えるための大切な仕事です。 


ただ、どんな役割であっても共通しているのは、「今日一番急ぎのタスクから対応しなければならない」という現実です。


その中でふと、こんな思いが浮かびます。

「急ぎではないという理由だけで、本当に大事なことが後回しになっていないだろうか?」

「サービスの土台を強くするための仕事は、いつできるのだろう?」


サービスを維持し成長させるために必要なことは、目に見える機能開発だけではありません。


  • 業務環境の整備
  • カスタマー対応の効率化
  • マーケティングメッセージの見直し
  • ドキュメントやガイドの改善
  • 長い間気になっていたプロセスの改善
  • 新しい技術やアイデアの検証
  • やればチーム全体が助かる仕事


しかし、これらはすべて本当に重要にもかかわらず、「今すぐに急がない」ために後回しになりがちです。


そこで、プロダクト部門は決めました。


「1日だけでも『優先順位』から解放されて、ずっと気になっていたことに集中しよう」と。


誰かに頼まれた仕事でもなく、すぐ対応する必要のある仕事でもなく、

「サービスのために必要だと思っていたこと」

「先送りにしていた意味のあること」に思いきり取り組む日にしようと。


この話を進めていく中で、メルカリ様が取り組まれていた「Be Professional Days」を知り、その趣旨が、私たちが考えていた方向性と非常に近いことに気づきました。

自然に共感し、Fusicのプロダクト部門らしい形で試してみることにしました。


そして、このタイミングで1つの問いが浮かび上がりました。

「これこそプロフェッショナルな姿勢ではないだろうか?」


プロフェッショナルとは、役割に関係なく、サービスをより良くするために必要なことを自分で見つけ、動き出せる人のことだと思います。

「Be Professional Days」は、その「プロフェッショナルの姿勢」をメンバー一人ひとりが改めて実感し、行動に移す日です。


朝9時、赤煉瓦文化館で静かに始まった1日


「第1回 Be Professional Days」は朝9時、会社から少し歩いたところにある赤煉瓦文化館でスタートしました。

赤レンガ特有の落ち着いた雰囲気のおかげか、「今日は何かいい仕事ができそうだ」という空気が自然に漂っていました。


ただ、プロダクト部門はサービス運営も担当しているため、全員が時間通りに集まるのは難しい日もあります。

問い合わせ対応を終えて途中から参加したメンバーや、急ぎの案件がありオフィスで静かに始めたメンバーもいました。


それでも不思議なほど、どこで参加していても全体の空気は同じ方向に揃っていました。


「今日は…ずっと気になっていたことを思いきりやる日だ!」


この気持ちが共通していたのだと思います。


机の上に温めていた作業を広げる人、ドキュメントを整理しながら「なんで今までやらなかったんだろう…」とつぶやく人、新しいAIツールを試して目を輝かせる人。


それぞれ違うことをしているはずなのに、どこか「同じ方向を向いている仲間」のような一体感がありました。


赤煉瓦文化館でもオフィスでも、1日の始まりはとても穏やかで、温かいものでした。

そして何より、「今日は自分に投資する日」という共通認識が場全体に優しく広がっていた気がします。


発表の時間

1日を締めくくるように、私たちはそれぞれ何に取り組んだのかを共有しました。


単なる作業報告の時間ではありません。

一人ひとりの話を聞きながら、私は心の中でこう思っていました。


「ああ…やっぱりこのプロダクト部門のメンバーは、自分のサービスを本当に大切にしているな」


あるメンバーは運用効率のためのツールを作り、別のメンバーは古いドキュメントを整理し直し、また別のメンバーはAI技術を用いた新しい挑戦をしていました。


私自身も、通勤中や食事をしながら、時には寝ながら(さすがにこれは冗談です笑)

サービスのことを考えるタイプですが、メンバーの話を聞いて「みんな自分のサービスを本当に深く考えているんだ」と実感しました。


そして発表が終わったとき、誰もが同じ言葉を口にしました。


「本当にいい1日だった」


この取り組みは今後も定期的に続けていくことになりました。


「健康的でおいしい」締めの交流会


「Be Professional Days」のあと、プロダクト部門は自然に交流会へと流れました。

場所は、私がよく通っているサムギョプサルのお店。

ジュージューと焼ける音と香りで、1日集中していた空気がふっとほぐれていきました。


仕事中にはなかなか話せない小さな悩みや、運用の中で感じたこと、そして「Be Professional Days」の感想などを気軽に話しながら、場はほどよく和やかになっていきました。


お肉が焼けるたびに

「やっぱりこの店は間違いないね」とか、

「今日は本当に頑張ったなあ」なんて声も聞こえてきて、

美味しいものには不思議と気持ちを柔らかくする力があるなと感じました笑


食事のあとは近くで卓球も楽しみました。

意外に真剣な表情になる人、「久しぶりすぎて全然動かない…!」と笑う人、

さらには「サーッ!!」と叫びながら狂気じみた眼差しでスマッシュを打ち込む人もいて、

仕事中とは少し違う一面を見ることができ、とても心地よい時間でした。


美味しくて、軽く体も動かせて、まさに健康的な締めの交流会になりました。


おわりに – Fusicプロダクト部門がつくる文化


今回の「Be Professional Days」は、単に「普段できないことをやってみた日」ではありませんでした。

私たちがいつも抱えていた問いに、自分たちなりの答えを出してみる時間だったと思います。


「私たちはどんな姿勢でサービスをつくり、成長していきたいのか?」


その答えは、とてもシンプルです。

1日の中のわずかな時間でも、自分たちが本当に必要だと感じることに集中し、その結果を仲間と共有して学び合えること。

そして1日の終わりに「今日はよかった」と心から思えること。

それこそが、プロダクト部門が大切にしたい文化だと感じました。


役割や専門が違っても、私たちが見つめている先は同じです。

サービスをより良くしたいという気持ち。

今回の「Be Professional Days」を通じて、その温度をあらためて確かめることができました。


これからも定期的に「Be Professional Days」を行い、チームの集中力や専門性、そしてサービスへの愛着と責任感を少しずつ積み重ねていければ良いなと思います。


「第1回 Be Professional Days」が良いスタートになったように、これからもFusicプロダクト部門らしい形で続けていけたら嬉しいです。