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WORKS開発事例

顧客名 福岡県庁 総務部人事課

QRコードで打刻を行う勤怠管理システムの構築

セールスポイント

  1. 1

    データの配布や管理が容易なQRコードによる出退勤の打刻

  2. 2

    ソラコム社のSIMカードを利用することで、Wi-Fiが利用できない環境でもQRコード読み取り端末の設置が可能

  3. 3

    クラウド(AWS)のサーバレスアーキテクチャで実現する、アクセスの偏りに応じた処理とコスト削減

お客様の課題

福岡県庁 総務部人事課様では、職員の健康保持を目的に、勤務時間を把握したいと考えられていました。すでにPCログの取得は行われていましたが、より正確な勤務時間を取得するために、本庁舎入口での出退勤打刻を検討されていました。本庁舎勤務の職員およそ3,000名という大人数が対象になるため、スムーズな処理かつ低コストでのシステム開発が求められました。また、既存の庶務事務システムとの連携、Wi-Fiが利用できない場所でもQRコードを読み取れる端末の設置が必要でした。

ご提案内容

職員一人一人にQRコードを発行し、それを本庁舎入口に設置したタブレット端末に読み込ませることで出退勤を打刻する勤怠管理システムを開発しました。読み込み用タブレットには、ソラコム社のSIMカードを利用しネットワーク回線を確保しました。また、不正な打刻を防ぐため夜間や土日は監視室周りのタブレットのみ読み込みを許可する仕組みを設けました。出退勤データは管理画面にてリアルタイムに表示されます。なお、オンプレサーバにホストされた既存の庶務事務システムに定期的にデータを連携し、職員自らも画面上で出退勤時刻を確認できるようにしました。

導入効果

出退勤時刻を正確かつリアルタイムに把握できるようになり、地方公共団体における働き方改革への取り組みとして有効な打ち手となりました。タブレットにQRコードを読み込ませるという容易な操作で、職員の方々に負担なく打刻していただけます。また、クラウド(AWS)のサーバレスアーキテクチャの特徴を活かし、打刻が多くなると想定される朝・夕方とそれ以外の時間のアクセスの偏りに応じた処理や、それによるコストや運用負荷の削減を実現しました。 ※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。