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WORKS開発事例

顧客名 中村留精密工業株式会社 Bridg3事業部

工作機械/工具の破損予兆検知ソリューション『Dr. Tool』のサーバーレスバックエンド構築

セールスポイント

  1. 1

    AWS Amplifyを用いたサーバーレスアーキテクチャを採用することで、運用コストを低減

  2. 2

    工作機械/工具の関係性や用語を理解した上で、Amazon DynamoDBの最適なテーブル設計を提案

  3. 3

    お客様への技術伝承を行うことで、お客様自身が開発・運用できる体制作りに寄与

お客様の課題

CNC旋盤やレンズ加工機など工作機械の製造・販売を手掛ける中村留精密工業株式会社様(以下:中村留精密工業様)は、工作機械の安定運転を実現するためのソリューション『Dr. Tool』を開発しました。中村留精密工業様はこれまで、AWSやSORACOMを使用したIoTシステムの開発経験があまりなかったため、開発初期における要件から設計への落とし込みを、いかに正確かつスピーディに行うかが課題でした。加えて、運用コストを低減させるべくサーバーレスアーキテクチャによるバックエンド構築を行うという点も大きな課題でした。

ご提案内容

中村留精密工業様は、AWSやSORACOMについての事前知識があり、AWS Amplifyを使用してシステムを構築することを希望されていました。AWS Amplifyを使う前提で、「サービスが扱う情報をどのように保持するか」「どのようにデバイスとクラウドを通信させブラウザ上で可視化するか」といったシステム設計を当社が担当しました。エッジデバイスを現地に設置する手間を軽減しつつ、Wi-Fiや4G LTEといった通信手段を選択可能とするため、SORACOM Kryptonを使ったキッティング方法を提案しました。

導入効果

サーバーレスアーキテクチャを採用したことで、必要最低限の運用コストで『Dr. Tool』をリリースすることができました。また、将来的に工作機械を監視するエッジデバイスの数が増加しても、柔軟に拡張できるIoTバックエンドを実現することができました。AWS Amplifyを選択したことで、フロントエンドの開発を担当した中村留精密工業様がより開発に注力できた、といったメリットもありました。SORACOM Kryptonを採用したことで、『Dr. Tool』のお客様が通信手段をWi-Fiや4G LTEから選択し、通信方法に関わらず簡単にキッティング可能となりました。 Dr. Toolについて:https://www.bridg3.com/dr-tool