セールスポイント
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1
SORACOM利用により、屋外設置機器からクラウドへのログ送信を実現
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2
AWSを利用し、機器の増加に対応できる柔軟なインフラ構成を実現
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3
管理者・設置業者へ動作状況をメールで通知
お客様の課題
宇根鉄工所様では大雨による浸水被害から建物や設備を守るための防災製品「アクアシャッター」シリーズを販売しています。「アクアシャッターf」は大雨による浸水で生じる浮力を利用して自動起立する構造で、「24時間、無動力・無操作」を特長としている製品です。一方、「24時間、無動力・無操作」であるが故、起立・倒伏した記録(ログ)がどこにも残らないという問題があり、動作状況を把握するためのIoTシステムの開発に着手しました。
ご提案内容
「アクアシャッターf」にバッテリー駆動のデバイスを搭載し、ログをクラウドへ送信しています。クラウド側はAWS(EC2, RDS, IoT Core, SNS, SQS, SES)を利用し、将来的に機器の数が増加した場合にも柔軟に対応できるインフラ構成を実現しました。開発におけるテストのフェーズでmockmock(*1)のデータレコーダー機能を利用することで、開発の効率化を図りました。(*1:「mockmock」はサービス提供を終了しました)
導入効果
SORACOMを利用することでセルラーLPWA通信を実現しつつ、デバイスとクラウドの連携部分も少ないコストで開発できました。mockmockのデータレコーダー機能を利用することで、デバイス側とクラウド側が各々のタイミングでテストすることができ、テストを効率化することができました。また、実デバイスでは再現の難しいテストケースを容易に実施でき、品質の向上にも寄与しました。